日常
第6話 大本営へ初の出頭
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我々に出来ることは、彼に対する充分な支援を怠らない事だけです」
司令長官「その通りです。今は彼のような若者が先導してくれることが、我々高齢層にとっての喜びです」
海相「そうだな。我々が怖気付いていては、彼の上司になる資格は無いな」
参謀総長「はい!」
司令長官「ええ!」
それは参謀総長や司令長官も同じではあったが、鎮守府に就こうとする提督が居ないこの時に、彼のような若者が戦いに身を投じるだけでも、彼らの様なお偉方には嬉しい事だった。
彼等は座蒲郎への支援を怠らない事を決め、自分達もしっかりやらねばと思いを胸に刻んだ。
参謀総長「ただ、心配になるのが……」
海相「なんだ?」
参謀総長「“彼を妬む者が居るのか?”っといったところでしょうね」
司令長官「十分考えられますね。あの若さですから、居ないとは考えられませんね」
海相「出来れば居て欲しくは無いが、居たら居たで大変なことになるし。
場合によっては、早急な対策が必要になるかもな」
「「……」」≪コクッ≫
他に心配になるのが、座蒲郎を妬む提督が居るのかという問題だった。彼等しては祖国の為にも座蒲郎の存在は必要不可欠なものだ。そんな時に彼を妬むような輩が居れば、それは祖国存亡の危機に直面する火種になりかねない。そんな危機感を抱きながら、参謀総長と司令長官は海相の意見に賛成した。
ーーーーーーーーーーーーーーー
……主人公サイド……
≪カッカッカッ……≫
「「……」」
話が終わって、俺は長門の後について行きながら廊下を歩いていた。
が……
ーーーー
提督1「!おい、あいつってもしかして、横須賀鎮守府に着任したっていう……」
提督2「間違いない、沢小路 座蒲郎だ」
提督3「噂には聞いてたが、本当に若いな。あの若さで大戦果をあげたとは思えないぜ」
運が良いのか悪いのか、俺とそっくりな格好の人達と出会した。話を聞くからに、俺の話をしてるみたいで、長門曰くみんな提督との事。
≪ゾロゾロ……≫
提督4「なぁ、お前って、家族とか居るのか?」
提督5「彼女は居ないのか?居ないのなら、結構可愛い娘を紹介するぞ」
提督6「思い出に残る任務とかきかせてくれよ!」
提督7「好きな艦娘とか居るか?」
『ワイワイガヤガヤ……』
座蒲郎「えっ、ちょっ……!」
いつの間にか大勢の人達にとり囲まれて質問攻めに逢う俺、相手が多過ぎて対応出来ない。
『ワイワイガヤガヤ……』
座蒲郎「うう…長門、どうしよう……?」
長門「ううむ…仕方ない。
ついて来い、こっちだ!」
≪ガシッ!グイ……!≫
座蒲郎「ちょっ、なg…
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