日常
第6話 大本営へ初の出頭
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元帥「何、別に謝る必要は無い。ただ、“今後は注意してくれ。”とだけ言って置くよ」
座蒲郎「以後、気をつけます」
大事な話は終わったけど、そこで元帥から“休暇を取れ。”って言われて理由を聞いたところ、さっき言ってた書類の話だった。
海相「今後何かあれば連絡すると良い。必要な物もあれば、出来る限りの範囲でこちらで準備しよう」
座蒲郎「分かりました」
海相「では、話は以上だ。何か質問はあるか?」
座蒲郎「この世界の任務は、あなた方大本営から発令されるものなのですか?」
参謀総長「その通りだ。だが、それは滅多な理由が無ければ無い」
座蒲郎「そうですか」
そして元帥は、何かあれば連絡したり必要な物もあれば用意すると言ってくれた。
最後に質問する事無いか聞かれて任務について聞いてみたところ、発令されるものの、それは滅多に無いとの事だった。
司令長官「他に何かあるかな?」
座蒲郎「自分が指揮する横須賀鎮守府のように、鎮守府は他にもあるのでしょうか?」
司令長官「いや、提督…というより提督に相応しき艦隊指揮官なら沢山存在するが、君を除いてこの大本営で働いているから、この国の鎮守府は横須賀鎮守府のみだ。他の提督は、“艦娘とは相性が合わない。”とか“深海棲艦と戦うには才能が無い。”いった理由で鎮守府に就こうとはしないのだよ」
座蒲郎「そうでしたか」
更に俺が指揮する横須賀鎮守府以外に鎮守府があるか聞くけど、他の提督は大本営で働いてるらしくて、横須賀以外に鎮守府は無いらしい。
海相「他に聞きたい事は?」
座蒲郎「いえ、特に何もありません」
他に聞きたい事はあるか聞かれたけど、今のところ聞く事は無いから、俺は無いと答えた。
海相「ならば、ここであがっても良いぞ。今日はわざわざご苦労だった」
座蒲郎「はっ!では、失礼します」
長門「失礼します」
これで話が終わり、長門と共に部屋を後にした。
ーーーーーーーーーー
……アナザーサイド……
座蒲郎と長門が部屋を出た後……
海相「それにしても、本当に良かったのだろうか……」
部屋に残されたうちの海相が呟いた。
参謀総長「何がです?」
海相「あの提督はまだ若い。おそらく、ワシの孫くらいかもしれん。
才能があるとしても、そんな若者を提督に置いて本当に良かったのかと思うと、彼に提督を任せたワシ等が情けなくて仕方ない」
座蒲郎のような若者を提督とする事に、己が情けないと感じているようだった。
参謀総長「それは私も同じ考えです。ですが、鎮守府に就こうとする提督が居ないこの事態に、彼のような若者が望んで志願し、戦いに身を投ずるだけでも嬉しい事です。
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