日常
第6話 大本営へ初の出頭
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かれてある部屋の前だった。
座蒲郎「ここ?」
兵2「はい、そうです。
では、自分はここで失礼します」
ここまで案内してくれた兵は、案内を終えるとそそくさと去って行った。
ーーーー
長門「分かってるだろうな?
入る前に必ずノックするんだ」
座蒲郎「勿論分かってる……」
部屋に入る前に長門から注意を受けるけど、そのくらいは大学入試での面接でよく身に付いてるから問題無い……
≪コンコンコンッ≫
ドアを3回ノックし……
「入りたまえ」
≪ガチャッ≫
座蒲郎「失礼します」
長門「失礼します」
声が聞こえてドアを開けた。
室内は入試の際の面接会場そっくりな内装で広く、中央には4人が使える程の長いテーブルを4つ四角形になる様にキチンと並べられている。
そして……
「君が新たに横須賀鎮守府の提督に着任した、沢小路 座蒲郎君だね?」
座蒲郎「はい、そうです!」
部屋の奥の方のテーブルに、明らかに身分が高そうな5〜60代くらいの怖そうな3人の男性が備え付きの椅子に腰掛けていた。男性達側のテーブルの上には、中央に“海相(海軍大臣)”,左側が“海軍部 参謀総長”,右側が“海軍部 連合艦隊司令長官”と書かれた札が置かれていた。
参謀総長「そう畏まる必要は無いぞ」
司令長官「そうだ。君のおかげでこの国は救われたんだ」
海相「そうとも。もっと誇りを持つべきだ」
座蒲郎「は…はい……」
なんか…親しみ易そうな人達だな……あれでも海軍のお偉方なのかな……?
怖そうな外見とは裏腹に、妙に親しみ易そうで、どう接したら良いのかで困る。
海相「まあとりあえずだ、君が横須賀鎮守府に着任してくれて良かったよ。今までの提督はマトモに戦果を得られずに殉職するか、辞任を申請して辞めていったりで手詰まりだったが……」
参謀総長「君が着任してからグングン戦果を上げて行き、しまいには全海域を解放するに至ったのだ。
君は正に、我が祖国の危機を救った英雄だよ」
座蒲郎「そう…ですか……」
しかも英雄とか呼んで来るからタジタジになる。
海相「とはいえだ、 雑談はこの辺にしてだ。話を本題に移そう、ここからは真剣な話だ」
座蒲郎「はい……」
と言ったところで、元帥の言葉で話は真剣な方へと移ることに……
ーーーー
海相「まずはだ。
横須賀鎮守府への着任、おめでとう。
あのクセのある艦娘を指揮出来るのは、君程の逸材でなくてはならん。本当に感謝してるよ」
座蒲郎「いえいえ、とんでもありません。みんなが“居て欲しい”と願ったからこそ、あそこに居ると決めたのです」
海相「そうか。
だが、改めて歓迎するよ。本
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