第三百二十八話
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第三百二十八話 風呂から上がると
小田切君は風呂で身体を奇麗にすると共に運動で使った身体を癒した。肩や腰、膝にアキレス腱等もである。
そのうえで風呂から出てだ、白衣とスーツに着替えてそのうえで研究所のリビングに行くとそこにだった。
博士がいた、博士は小田切君を見て言った。
「おはよう」
「はい、おはようございます」
「では飯にするか」
「朝食ですね」
「今日は何にする」
「はい、ベーコンエッグを作りますけれど」
「ベーコンエッグか」
そのメニューを聞いてだ、博士は言った。
「よいのう」
「それと昨日の夜のシチューを温めます」
それもあるというのだ。
「それとトーストです」
「よいぞよいぞ」
「マーガリンもありますので」
「完璧な洋食じゃな」
「では早速な」
「作りますから」
こう言ってだ、小田切君は白衣を脱いでだった。
ベーコンエッグを焼きトーストもパン焼き器で焼いた、そしてシチューも温めてであった。
博士と自分に出した、そして言うのだった。
「じゃあ食べましょう」
「相変わらず見事な手際じゃな」
「一人暮らしですからね」
「料理もか」
「出来ます」
見ての通りというのだ。
「さもないと栄養偏りますからね」
「それでじゃな」
「自分で作ってます」
「そういうことか」
「はい、じゃあ食べましょう」
「では食べてな」
博士はフォークとナイフを出して述べた。
「研究の開始じゃ」
「いよいよですね」
「それで君はタロの散歩もじゃな」
「行って来てよいですか」
「よいぞよいぞ、それも君の仕事じゃ」
「それならですね」
「うむ、それではな」
博士は小田切君に快諾する声で返した。
「九時じゃな、いつも通り」
「その時に行ってきます」
「それではな」
博士はベーコンエッグを食べつつ小田切君に応えた、小田切君も一緒に食べている。そうしてまずは朝食を食べてだった。
牛乳を飲んでからだ、博士に言った。
「これで朝のエネルギー補給は出来ましたね」
「うむ、三食しっかり食べる」
「それかですね」
「わしは二百億年そうしてきている」
「三食必ず摂ることをですね」
「腹が減っては戦は出来ぬじゃ」
こう言ってだ、博士も牛乳を飲んでだ。小田切君と共に研究に入るのだった。
第三百二十八話 完
2016・3・24
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