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ドリトル先生北海道に行く
第十幕その十

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「皆よりもよ」
「僕達よりも?」
「っていうと?」
「トミーや王子かな」
「それかサラさんか」
「神様のお導きだね」  
 これが第一とです、シホレさんは言うのでした。
「何といっても」
「ああ、縁結びのね」
「恋愛の神様だね」
「日本にはそうした神様も多いし」
「それならだね」
「アイヌにもそうしたお話はあるから」
 だからとです、シホレさんはここでも皆に囁きました。
「私からもお祈りしておくわね」
「うん、お願いね」
「シホレさんからも宜しくね」
「先生が幸せになれます様に」
「そちらでもね」
「そうするわね、若し私も亭主がいなかったら」
 こんなことも言うシホレさんでした、冗談交じりに。
「そしてあと四十幾つは若かったら」
「先生にだね」
「声をかけてたんだね」
「こんないい人はいなくてしかも」
 先生についてさらに言うのでした。
「この人は周りも幸せにする人だから」
「そうなんだ、僕達もね」
「先生といつも一緒にいて幸せだよ」
「何か先生と一緒にいるとね」
「それだけで幸せになれるんだ」
「不思議な位ね」
「この人は幸せを自分の中で生み出して」
 そしてというのです。
「周りに与えてくれる人よ」
「まさに福の神なんだね」
「日本で言うと」
「本当にそこまでの人なんだね」
「周りを幸せにするまでの」
「とても福々しい気を一杯出していて」
 そしてというのです。
「それを皆に与えてる人ね」
「素晴らしいね」
「そんな人なんだね」
「じゃあね」
「僕達もこれからもね」
「先生と一緒にいて」
「幸せになれるのね」
 動物の皆もそのことを教えてもらって笑顔になるのでした。そのうえで彼等の中で楽しくお話をするのでした。
「じゃあきっと日笠さんも」
「先生と一緒になれば」
「幸せになれる」88
「そうなるんだね」
 日笠さんのこともお話するのでした。
「けれどこれはね」
「神様がしてくれることで」
「僕達がどうかしても」
「その力は限られている」
「神様なんだね」
「神様のお力だね」
 このことも思うのでした。
「じゃあ是非共ね」
「神様には助けてもらわないと」
「そして先生を幸せに」
「是非共」
「お願いしましょう」
 神社や教会にお参りしてです。
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