第103話
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ん。私達は民の生活を守る為に存在し、そして民は私達を信じて税を収めているのですから。……例え他国とはいえ、民に国境はありません。」
「プリネ………………」
「…………………………」
凛とした表情で語るプリネをエステルは何も言えず、ヨシュアは辛そうな表情で見つめた。
「ふ、2人は怖くないの………?今からあの戦いの中に行くなんて………」
そこにティータがおずおずとした様子でレンとツーヤに尋ねた。
「………あたしはマスターの”騎士(パートナ―)”だから共に戦う。それがあたしの戦う理由。」
「うふふ………レンがパパ達に拾われる前に見ていた光景と比べれば、こんなの大した事ないわよ♪それに民を守る為に戦うのもレン達、お姫様のお仕事でしょう?」
「ツーヤちゃん…………レンちゃん………」
ツーヤとレンの答えを聞いたミントは何も言えなくなった。
「さて……と。行くぞ、みな。」
「「はい。」」
「はーい♪」
「キャハッ♪」
「ふふっ♪」
リフィアに言われたプリネ達はそれぞれ返事をした。プリネ達の返事を聞いて頷いたリフィアは兵達に向き直って、全身に”覇気”を纏って杖を掲げて叫んだ!
「皆の者!我等はこれより前線で戦うリウイ皇帝陛下達の援護をする!結社の者共に余達に剣を向ければどうなるか、思い知らせてやるぞ!兵は将をよく補佐せよ!そして将は兵を奮い立たせよ!何人たりとも、余達に遅れを取ることは許さんぞっ!!」
「今こそ、誇り高き”闇夜の眷属”の力を振るう時!」
「そして”大陸最強”の誇りを存分に見せる時です!」
「一人残らず殲滅するわよ!」
リフィアに続くように、プリネ、ツーヤ、レンは兵達に向き直ってそれぞれの武器を掲げて号令をかけた!
「オォォォオオォォォォォォオオオォォッッッ!!!!」
リフィア達の号令にメンフィル兵達は武器を掲げて雄たけびを上げて勇んだ!そしてリフィアは掲げていた杖を戦場へと向け
「全軍!突撃っ!!」
大声で号令をかけた!
「オォォォオオォォォォォォオオオォォ――――――――ッッッ!!!!」
リフィアの号令の元、リフィア、プリネ、ツーヤ、レン率いる護衛部隊のメンフィル軍は辺りを轟かせる雄たけびを上げながら、地面には地響きをたてながら進軍を開始した!
「ふふっ♪敵をたくさん殺して、父様に可愛がってもらうわよ!」
「賛成〜!じゃ、エヴリーヌは先に行って、遊んでいるね♪」
セオビットは異空間より魔剣を出して、そして翼を羽ばたかせて空を飛んで、竜騎士や睡魔達と共に戦場に向かい、エヴリーヌは転移した。
「………さすがは”覇王”の血を引くだけあるわね。あの穏やかなプリネさんに
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ