第102話
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「勿論、余もいるぞ!」
「リフィア!」
さらにレンの背後から白馬を走らせて近づいて来た登場したリフィアを見たエステルは明るい表情をした。
「久しいな、エステル。……………それにヨシュアも。」
「やっほ〜。」
リフィアは口元に笑みを浮かべてエステルを見た後、口元は笑っていたが目は笑っていない表情でヨシュアを睨み、エヴリーヌは呑気に挨拶をした。
「ハハ…………久しぶりだね、リフィア、エヴリーヌ。」
「…………エステルから事の顛末を聞き、今度会ったらどうやって懲らしめてやろうかと考えていたが、今は他にすべきことがあるし、後回しにしてやろう。」
「そだね。それより楽しい事があるしね♪キャハッ♪」
「ハ、ハハ………お手柔らかに頼むよ…………」
リフィアとエヴリーヌの言葉を聞いたヨシュアはプリネの話を思い出し、冷や汗をかいて苦笑した。
「殿下!全軍、いつでも出撃できます!」
そこに一人のメンフィル兵が兵達の中から進み出て、リフィアに敬礼して言った。
「うむ。余の指示があるまで全軍、待機だ。」
「ハッ!」
リフィアに敬礼したメンフィル兵はメンフィル兵達の中に戻って行った。
「………先ほどレンが言ったように、リベールはメンフィルが無条件で兵を出す条約の1回目を使った。そして先ほど斥候部隊から報告があってな。こうしていつでも出撃できるように待機させていた兵達を引き連れて来たのだ!」
「そうだったんだ…………えっと、あたし達に何かできる事はない?」
リフィアの話を聞いたエステルは驚いた後、尋ねた。
「大丈夫だ。それにお前達は王都に向かうべきだ。……今、王都は”結社”の者達に襲撃されている可能性がある。」
「あ、あんですって〜!?」
「………どういう事だい?」
リフィアの話を聞いたエステルは驚き、ヨシュアは真剣な表情で尋ねた。
「………それは私が説明しましょう。」
その時、サフィナが飛竜に乗った状態で地上に降りて来た。
「サフィナさん!リフィアの話は本当なの!?」
「ええ。目の前の敵軍を上空から偵察していた部下の報告で、赤い飛行艇が数機、王都方面に向かっていったそうです。」
「なんだと!?」
「そ、そんな………!クローゼさん達が危ないよ!」
サフィナの報告を聞いたアガットは驚き、ミントは青褪めた。
「………エステル。ここはリフィア達に任せて、王都に急ごう。メンフィル兵の真の強さは白兵戦だから今の状況でも問題ないし、この数なら迎撃できるだろう。」
「で、でも…………」
ヨシュアの話を聞いたエステルは心配そうな表情でロレントに視線をやった後、ヨシュアを見た。
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