第101話
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敵の使っていた武器を思い出して呟いたエステルの言葉にミントは頷いた。
「………あの武器は”ブレードライフル”。構造が複雑で量産されていないけど、使えば遠近両方で戦える武器だよ。」
「確かに今まで戦ってきた猟兵が使っている武器じゃないわね………」
ヨシュアの説明を聞いたシェラザードは考え込んだ。
「……………”ブレードライフル”を主流に使い、赤い鎧の猟兵………恐らくあの猟兵達は”赤い星座”の猟兵達だ。」
「へ?」
「「ふえ?」」
ヨシュアの推測を聞いたエステルとミント、ティータは何の事かわからず、首を傾げたが
「「「なっ!?」」」
「”赤い星座”だと!?」
「?その様子だと、みなさんは知っているようですね。」
アイナ、アガット、シェラザードは驚き、ジンは血相を変えて叫び、その様子を見たリタは言った。
「えっと……”赤い星座”って何なの?」
「――”赤い星座”。数ある猟兵団の中でも最も大きい勢力の一つで、戦いの狂気に満ちた最強で最悪の猟兵団の一つだよ。」
「あ、あんですって〜!?」
ヨシュアの説明を聞いたエステルは驚いて声を上げた。
「そ、そんな人たちがどうしてリベールに………」
「………もしかしたらだけど、結社が雇ったかもしれない。彼らは戦好きだけど、大金を払わないと動かないだろうし。」
信じられない表情で呟いたティータの疑問にヨシュアは静かに答えた。
「まいったわね…………リッジを安静にさせないといけない状況でまさか”赤い星座”の猟兵が現れるなんて………」
「へ?一体何があったの?」
考え込んでいるアイナを見たエステルは気になって尋ねた。そしてシェラザード達はマルガ鉱山に見回りに行った際、鉱山内で魔獣があふれ、シェラザード達は鉱夫たちの救出と彼らを逃がす為に瀕死の状態で一人戦っていた遊撃士を救出した事件を話した。
「そ、そんな事があったなんて………リッジさん、大丈夫なの?」
「ええ、あちこち痛めているけど遊撃士にとってはかすり傷よ。もう意識を取り戻して今はホテルで休んでいるわ。」
「よかった………」
エステルの疑問に答えたアイナの答えを聞いたミントは安堵の溜息を吐いた。
「………まあ、メンフィル兵達が大人数で街を見回っているから多分何かあっても大丈夫だと思うけど………」
「そういえば、いつも以上にメンフィル兵達が見回りをしていましたね。一体何があったんですか?」
アイナが呟いた言葉で気になった事を思い出したヨシュアは尋ねた。
「それはよくわからないわ。………”導力停止現象”が起きて数日後、突然大人数のメンフィル兵達が見回りを始めたのよ………何事かと思ってク
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