第100話
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るようにするための材料をさまざまな場所を回って、集め、温泉を使えるようにした後、さらに数日間をかけてロレントに向かい、ブライト家とロレント市の分かれ道でエステルがヨシュアにせっかくブライト家の近くまで来たので、一度レナに顔を見せるべきだと提案し、先に仲間達をロレントに向かわせて、エステル、ヨシュア、ミントはブライト家に向かった。
〜ブライト家〜
「ただいま〜。」
「たっだいま〜!」
「あら……お帰りなさい、エステル、ミント。……それにヨシュアも。フフ、ようやく帰って来たのね。」
エステル達が家に入ると、居間で本を読んでいたレナが気づいて3人に近づき、ヨシュアを見て微笑んだ。
「……その………ただいま、母さん。………ずっと心配をかけて………ごめんなさい。」
「…………家を出て行った理由………あなたが過去に何をしていたか………大体の事はカシウスから聞いたわ。」
謝罪するヨシュアにレナは静かに答えた。
「そっか…………ずっと黙ってて………ごめん………」
「ヨシュア………」
「パパ…………」
レナに謝るヨシュアをエステルとミントは心配そうな表情で見つめた。
「………………………」
そしてレナはヨシュアを静かに見つめた後、黙ってヨシュアを抱き締めた。
「か、母さん………?」
抱き締められたヨシュアは戸惑った。
「本当に…………心配………したのよ…………無事に戻って来てくれて、本当によかった………!」
そしてレナは涙を安堵の表情で涙を流しながら言った。
「母さん………うん………本当にごめん……………」
「お母さん………」
「お祖母ちゃん………」
レナの言葉を聞いたヨシュアは驚いた後、レナに抱き締められた状態で静かな声で謝り、その様子をエステルとミントは微笑んで見つめていた。
「フフ……それにしてもエステル。貴女にもようやく恋人ができるなんてね。それもこんな素敵な男の子を見つけるなんてね。」
そしてレナはヨシュアから離れた後、エステルに微笑んで言った。
「も、もうお母さんったら…………」
「フフ………ママのお顔、真っ赤だよ?」
レナの言葉に照れているエステルを見たミントは微笑んで見つめていた。
「ヨシュアもよかったわね。エステルの事………ずっと好きだったものね。」
「ハハ……母さんには僕がエステルが好きだって事、わかっていたんだ。」
レナの言葉を聞いたヨシュアは苦笑しながら答えた。
「貴方を家族になってから貴方を見ていたのはエステルだけでなく、私やカシウスも”家族”として勿論見ていたから、わかるわよ。」
「フフ…………でも、一番ヨシュアをわかっているの
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