暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
18:守る準備と逃げる準備。戦う準備は如何します?
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

でもヒゲ(ロロンド)のアホに阻まれて何も言えなかった。

「メルキドを守る為に作られたゴーレムが、何故メルキドの人々を襲うのだ!? 馬鹿馬鹿しくて話にならん」
「じゃぁ話しに来るなよ馬鹿。あっち行けアホ」
もうマジでコイツの偉そうな態度に腹が立つ。

「リュカよ何を言うか! 我が輩はな、遂に解読したのだよ……最強の防壁であるメルキドシールドを!」
「何だメルキ「リュカ……俺みたいな腰抜けになど構わず、町の防御力を上げるんだ。それが皆の……ピリンの為なんだろ?」
今度はロッシに阻まれる。俺、嫌いなんだよね……言葉を阻まれるのって。

「その通りだ愚か者め。お前の様な不安を煽り、町の発展を阻害する輩は、今すぐに出て行け! 皆が一丸となって同じ目標に向かってるときに、お前みたいな輩は邪魔なのだ」
とんでもない一言を言われ、ロッシは肩を落として見張り台へと上ろうとする。

「黙れアホヒゲ!」
流石に頭にきたね。
俺はイケメンだけど、怒ったりもするんだ。

「自分の意見と違う事を言うからと言って出て行けとは何事か!?」
「あ、いや……リュカよ……これはだな……「黙れと言っている! 皆が一丸となって同じ目標に向かってると言ったが、俺とピリンの目標は町の強化では無い! 皆が仲良く楽しく暮らせる町造りが目標だ!」

「し、しかし……お前は町の強化に協力を……」
「町の強化に協力してるんじゃ無い。敵が攻めてくるから、それに対抗してるだけだ! 敵さえ攻めてこなければ、石の守りも鋼の守りも必要だとは思ってない。誰が()(この)んであんな面倒臭い物を造りたがる? 造らんで良いのなら、あんな物は造りたくなかったわ!」

遂に言ってしまった。
人間関係をギスギスした物にしたくなかったから、俺なりに我慢してきたつもりだったのだけど、ヒゲ(ロロンド)の尊大な態度に我慢も限界。

「メルキドシールドだと? さっさと作り方を教えろボケ! 作ってやるよ、俺はビルダーだからな。お前の守りを向上してやるよ! ロッシは逃げ出す準備をしてれば良いさ……俺は最後まで戦う! 町を発展させて竜王軍に警戒させて、ゴーレムを誘き寄せて戦うさ! 皆自由にすれば良い……死にたくないから逃げる準備の奴。死にたくないから守る準備の奴。どちらも結構だね。俺は死んでも戦い抜く!」

ちょっと違うな。
死んだけど戦い抜くってのが正解だな。

リュカSIDE END



(メルキド)
ケッパーSIDE

相変わらず仲の悪いロロンドさんとロッシさんに挟まれて、リュカさんの怒りも爆発した。
ショーター君とも話したのだが、この町の実力者は間違いなくリュカさんだ。
そのリュカさんが、ロロンドさんともロッシさんとも決別するのであれば、我々
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ