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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第七話 ノイエ・サンスーシに行きます。
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る。むろん皇帝としてもそれに気が付かないはずもなかったが、真っ先にアレーナがそれを指摘したことに内心驚嘆していた。なるほど、これはただの13歳の小娘ではない。
一通りお茶をいただいたところで、皇帝が話しかけた。
「そちの天真爛漫さ、どうか我が大姪のカロリーネのために役立ててほしい。あれも母親を亡くして寂しがっておる。儂も相手をしてやりたいが、具合の悪い日もあっての。あれをやきもきさせてしまうこともある」
「かしこまりました。不承の身ではありますが、皇帝陛下、皇女殿下のお力になれますよう、精一杯励みます」
そう言いながらもアレーナは内心複雑だった。いずれ自分はラインハルトに味方してゴールデンバウム王朝を滅ぼすのだと固く誓っている。当然そうなれば現皇帝やカロリーネ皇女殿下をも弑逆奉ることになるだろう。いよいよそうなったとき、果たしてそれに耐えられるだろうか、アレーナは今一つ自信がなかった。持ち前の飄々さでこれまで前世に置いて数々の難局を切り抜けてきたけれど、今このような場面はかえって彼女には拍子抜けするほどあっさりとしたものだった。
「うむ」
満足げにうなずいた皇帝陛下にスカートの裾をつまんで優雅に一礼して、アレーナは退出する。皇帝陛下と一対一であうことなど、通常はほとんどありえないことだったが、皇帝自らが、今回は他の少女ともども面会すると言ったおかげで実現したのだ。その狙いは、なんなのか、皇帝自らがしるだけであろうが、アレーナとしては狙いは自分であり、他の少女にもあったのはそのカモフラージュだと思っている。
「さ〜てと、次は皇女殿下のところね」
案内役の従僕に導かれながら、果たしてカロリーネ皇女殿下とはどんな人なんだろうとアレーナは思っていた。
ノイエ・サンスーシ 皇女居室
■ カロリーネ・フォン・ゴールデンバウム
慈善訪問や幼年学校訪問はまぁまぁうまくいってるわ。ラインハルトとも会いました。きっと野心満々の顔してるかと思ったら、どうもそうじゃないみたい。無表情だったけれどね。でも、敵意は感じなかったの。う〜ん、不思議。
士官学校訪問もやりました。ロイエンタール、ビッテンフェルトの卒業前に訪問できて、卒業時に来賓として舌足らずなお言葉を話したらみんな感激してたわ。やったね!でもでも、残念なことに短剣授与はできなかったの。8歳の子供には危ないって止められちゃった。しくしく。でも、ロイエンタールは主席卒業だった。すごいわね。次はミッターマイヤー世代を狙いに行く予定。
訪問にはファーレンハイトを同行させてるの。寡黙な感じだけれどそこがやっぱり武人さんです。立ち居振る舞いが立派なのです。さすが将来の艦隊司令官。私のハンカチや小物を上げたら感激して喜んでた。うん、いい感じ。
で、そのファーレンハ
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