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一方その頃、カツラ達は、、、
サトシ宅(居間)にて
ヒロシ(電話):「いやー、あんな事されたら
困るんですよねー、一般のお客さんへの迷惑が
いかに評判を落とす事か、、、すみませんが、
もう2度と関わらないで頂きたいのですが」
カツラ:「ほほっ、さすがヒロシ君じゃ。
上手く電話してくれているのっ」
ヒカリ:「そうですねっ!
、、、でも、サトシ大丈夫かなー?」
なんと、サトシの会社に電話していたのは、
カツラの発明品で声を変えていた
ヒロシだった。
カツラ:「大丈夫じゃろっ、
サトシ君があのブラック企業を
抜け出すには、外部からのクレームを使って
部長に”サトシ君を解雇させる”しかない。
ましてや、他の社員に迷惑をかけまいとする
サトシ君を思ったらな」
ヒカリ:「カツラさん、、、(笑顔)」
ヒカリ(サトシ、もう少しの辛抱よっ!)
カツラが昨夜ヒカリを泊め、
ヒロシに電話をした理由は、
この作戦を実行する為だった。
ヒカリ:「それにしても、
よく思いつきましたねっ!この作戦っ」
カツラ:「うむ。サトシ君に借りた
カバンの中に、予想通りの物
があったからの、、、。
ヒカリちゃんも、発明(変声機)の
手伝いをしてくれてありがとうっ」
ヒカリ:「いえいえっ、あたしはただ
カツラさんの指示に従っただけですからっ」
その後も、ヒロシの
”サトシを自然に解雇させる話術”は
続いた。
ヒロシ:「えぇ、、あ、ついでに
そちらの社員さん(サトシ)、
契約相談のついでに
部長さんの悪口を言ってましたよ。
”何もしないでただ机に座っている能無しだ”
とか、
”俺より役に立たない”とか、、、(嘘)
あ、これ本人に
言わないで下さいねっ」
ヒカリ:(ヒロシ君、、そこまで言う?苦笑)
カツラ:「あとは、サトシ君が
殴られずに帰ってくるだけじゃの」
ヒカリ:「サトシ、、、」
ヒカリはサトシを心配しつつ、
作戦が成功するのを祈った。
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