after days
第三話
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本だ、身体を壊しては元も子もない。
イリスにも止められそうだし、徐々に、身体を再び慣らしていこうか。
俺は思考して木陰に、そのまま寝転がる。
『こら、時夜。行儀悪いですよ』
等と、イリスの嗜める様な声が聞こえてくるが、聞こえない。うん、きっと幻聴だろう。
気持ちいいし、少しの間、横になろう。
「―――主様」
「…んっ?」
少しの間まどろんでいると、俺を呼ぶ声が聞こえてきた。
主様と人を呼ぶ奴を俺は一人しか知らない。それにそう呼ばれる人間もだ。
不意に、後頭部を包む柔らかくて暖かな感触を感じた。
瞳を開くと、視界を碧銀色の艶やかな髪が流れていく。
視線を真上に向けると、反対向きのリアの端正な顔が映し出された。
「……リア?」
「起こしてしまいましたか?」
「いや、大丈夫だよ……おっと」
そう言い、リアの膝から起き上がる。やはり、少し身体がダルいかな。
同時に、碧銀色の髪をした幼い少女が俺に抱き着いてきた。
バランスを崩しそうになり、再びリアの膝に逆戻りしそうになる。だが、しっかりと抱き留める。
「パパ!」
「…ソフィアも来たのか」
まぁ、一人で外に出す事は危ないからしたくはなかったが、リアが一緒なら大丈夫だろう。
「主様、喉は乾いていませんか?」
「まぁ、多少は乾いてるかな」
水分補給をする間もなく、寝っ転がっていたからな。少しの喉の渇きがある。
「では、こちらを」
リアが水筒より、カップに冷た目の緑茶を注ぐ。俺はそれを受け取り、ほぼ一気に飲み干す。
…うん、喉の渇きも潤った。
「うん、美味しい」
もう一杯おかわりをする。そうして、一息吐く。
「ありがとう、リア。そういや、イリス。今何時?」
だいぶ外の時間も明るくなり、公園に疎らであった人も幾分か増えた。
「今現在の時刻は6時34分です」
「そろそろ朝食の時間か」
「ええ、ですから迎えに来たんです」
「パパ、私もお腹減った!」
「そうだな、俺もお腹減ったよ」
そんな無邪気なソフィアを愛おしく思う。そうして少女と手を繋ぐ。
そうして皆で他愛も無い会話に興じながら、俺達は帰路へと着いた。
2
「そういや、時夜。もうすぐ三連休だよな?」
「…まぁ、そうだね。幼稚園に数日行ったらまたすぐ休みだ」
朝の食事の時間、不意にお父さんがそう口にした
…うん、このなめこの味噌汁美味しいな。
「休みで、知り合いの所に行くんだがお前も来るか?向こうにお前と同じ位の子と、お前の従兄弟に当たる
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