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緋弾のアリア-諧調の担い手-
after days
第一話
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るのかな?」


困惑気味にそう、自らの父親に問う。そんなに花の図鑑があっても、困るだろう。
ちょっとした調べ物をしたかっただけなのだ。一冊だけ、たった一冊で十分だった。


「……あぁ、お前が初めて我儘らしい我儘を言ってくれたのが嬉しくてな。時深と書店にある図鑑を一冊ずつ買って来たんだよ」


と、そう胸を張って豪語する目の前にいる自らの父親。惜しげもなく言うその姿に最早溜息も出ない。

忘れてはいた事だが。
この人も大概な親バカだったのを、俺は今になって思い出したのだった。


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