外伝〜ジェニス王立学園解放作戦〜後篇
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ギルバートを吹き上げた!
「うわあああああああッ!!!?」
「ま、ギルバード君の道化っぷりもなかなか愉しませてもらったし。今回だけは死なない程度のお仕置きで勘弁してあげようかな。」
そしてカンパネルラはもう一度指を鳴らした!すると炎が消えて、ギルバートは地面に落ちた。
「……ううう………」
地面に落ちたギルバートが呻いたその時、カンパネルラとギルバートは消えようとした。
「ちょ、ちょっと!?」
「ま、また逃げるの!?」
「あはは、まあ今回は申し訳なかったと謝っておくよ。今後、”結社”がこの学園に手出しすることはないと誓おう。それでは皆様―――お騒がせさま。」
エステルとアネラスの問いに答えず、カンパネルラは笑いながら謝った後、ギルバートと共に消えた。
「ま、また……」
「逃げられちゃったねぇ……」
「今回は人質も助かったことだし、仕方がないでしょう。」
「そうだね……人質を助ける事が一番優先すべき事だものね。」
「”道化師カンパネルラ”……何とも得体の知れない少年だな。」
カンパネルラが逃げた事にエステルとアネラスは溜息を吐き、ヨシュアの言葉にミントは頷き、クルツは真剣な表情でカンパネルラが消えた場所を睨んでいた。
「ええ……そうですね。ですが、彼の約束はある程度信用できると思います。」
「そうか……」
ヨシュアの話を聞いたクルツは頷いた。
「まあ、心残りはあるけど……。これで一応、一件落着と言っていいのかな?」
「うん、いいんじゃないかな?」
「ピュイ♪」
エステルとアネラス、ジークが頷いたその時
「そう言いたい所だが………エステル君、ミント君。………あの壊した壁をどうするつもりだい?」
「え”。」
「え、えっと……クルツさん?」
クルツに言われたエステルは呆けた声を出し、ミントは冷や汗をかいて尋ねた。
「2人が放った技……凄く威力があったもんねぇ………」
「少しは場所を考えて、使いなよ………」
アネラスは苦笑しながら言い、ヨシュアは呆れた表情で言った。
「ほ、ほら!結社の奴らが壊したって事にすれば……」
一方エステルは焦って言ったが
「偽りの報告をするつもりかい?」
「う”………」
クルツに睨まれてエステルは黙った。
「ママ〜……後で学園長さん達に謝ろう〜。」
「……そうね。弁償の代金も足りなかったら、メンフィルの本国に保管されているあたしとミントの金庫に毎月納められているって言うお金を使わせてもらうか……」
ミントに言われたエステルは疲れた表情で頷いた。
「へ……メンフィルの本国にあるエステルちゃん達の金庫
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