外伝〜ジェニス王立学園解放作戦〜後篇
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
でき、すざましい光の竜の衝撃波を放つエステルとミントのコンビクラフト――ドラゴンラッシュの威力はすざましく、広間全体を強烈な光を走らせ、さらにギルバートの後ろの壁を破壊した!
「これがあたし達の!」
「絆だよ!」
技を出し終えた2人は神剣を構え直して、口元に笑みを浮かべて言った!
「……あうあう……お、お願いします……。命ばかりはお助けを……」
一方ギルバートは起き上がった後、土下座をして命乞いを始めた。
「まったくもう……。いきなり卑屈にならないでよ。」
「何だか弱い者イジメしているみたいで、こっちが悪く感じるよね……」
「自業自得というものだ。それでは協会規約に従い、君の身を拘束させて―――」
ギルバートの様子を見たエステルは呆れ、ミントは苦笑し、クルツは真剣な表情で言った後、ギルバートを拘束しようと行動し始めたその時!
「それは困っちゃうなあ。」
なんとカンパネルラがエステル達の前に現れた!カンパネルラが登場すると、エステル達は警戒して後退した。
「あ、あんた……!」
「廃坑に現れた……!」
「……カンパネルラか。」
カンパネルラを見たエステルとアネラスは睨み、ヨシュアは冷静な表情で睨んだ。
「ウフフ、ごきげんよう。君たちが学園に突入するあたりから見物させてもらったけど……。いや〜、これが面白いの何のって!まさかあのタイミングで飛び入りの役者が登場するとはねぇ。」
「ピュイ?」
カンパネルラに見られたジークは首を傾げた。
「カ、カンパネルラ様……。助けに来てくれたんですね?」
ギルバートは希望を持った表情で尋ねたが
「……ねえ、ギルバード君。僕、王家の姫君を掠えなんて命令した覚えないんだけどなぁ?」
「ッ……」
カンパネルラの静かな問いかけに黙った。
「そりゃあ、現場には現場の判断があるからね。あんまり細かいことを言うつもりはないんだけどさ。……でも、それで失敗したら意味ないよね?」
「ひっ……ひいッ……」
カンパネルラの冷笑を見たギルバードが後ずさった。そしてカンパネルラは指を鳴らした!すると炎がギルバートを包んだ!
「ひああああッ……!?」
炎に包まれたギルバートは悲鳴を上げた!
「な、なんなの!?」
「魔術やアーツも使っていないのに炎が……!」
炎に包まれているギルバートをエステルとミントは驚いて見ていた。
「炎の舌……。ルシオラが使うのと同じ攻性幻術の一種か。」
「うふふ、さすがに彼女ほど上手くはないけどね。でも、これくらいなら操れる。」
ヨシュアの推測にカンパネルラが答えると、炎の勢いがさらに増し、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ