外伝〜ジェニス王立学園解放作戦〜前篇
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一緒に入るつもりだったから危なかった……それにエステル……ミントに抱きつかれた時、抱きつかれた瞬間、いつも複雑そうな表情をしていたけど………なんでだろう?))
ミントの胸をもんでいるジルを羨ましそうな表情で見た後、小声で話しかけたハンスにヨシュアは呆れた表情で答え、心の中で今までの旅の中で何度もミントがエステルに抱きついた事等を思い出した後、ミントがエステルに抱きついた際、エステルが何故か複雑そうな表情をしていたのを思い出して首を傾げていた。
「うわ〜……プリネよりも大きいじゃない……天真爛漫な性格でしかもこの顔でしょ?エステル、今のこの娘に言い寄る悪い虫、一杯いるんじゃないの?」
「まあね………街を歩いていたら、少なくても数人は毎回声をかけて来るわ……あたしやシェラ姉、クローゼがいても、真っ先にこの娘に声をかけているのを見て、声をかけてくる男共に腹が立ったわ〜!」
ミントから離れたジルに尋ねられたエステルは溜息を吐いて答えた後、怒りの表情で言った。
「コホン……久しぶりの再会で嬉しいのはわかるが、今は優先すべきことがあるだろう?」
エステル達の様子を見たクルツは咳払いをして言った。
「あ、そうね。ごめんなさい。」
クルツの言葉を聞いたエステルは苦笑しながら言った。
「な、なあ……」
「それで、私たちはどうすればいいのでしょう?」
そして他の生徒達が遠慮気味に尋ねた。
「あ、ゴメンゴメン。悪いんだけど、安全になるまでここで待っていてくれる?まだ外で戦闘が続いているから。」
「了解しました。」
「ふう……。もうカンベンして欲しいよ。」
「こ、心細いですけどがんばって待ってます!」
エステルの説明を聞いた生徒達はそれぞれ頷いた。
「ごめん、なるべく早くケリをつけるつもりだから。ハンス、ジルさん、君たちも……」
「はいはい、分かってますって。下手に動いてあんたたちの足手まといにはならないわ。」
「ケリが付いたら来てくれ。その後の対応は俺たちがさせてもらうからさ。」
「うん、その時はよろしく。」
「それじゃあ、また後でね!」
そしてエステル達は教室を出て、2階に上がり、2階にいた猟兵達を無力化した後、2階にいた生徒達を確認し、その後学園長室に向かった。
〜学園長室〜
「おお……!」
「皆さんは……!」
学園長室に入るとそこにはコリンズと受付の女性がいた。
「えへへ、助けに来ました。」
「……ご無沙汰しています。」
「エステル君、ヨシュア君。……それに君はもしかしてミント君かい?」
懐かしそうな表情でエステルとヨシュアを見た後、コリンズはミントを見て尋ねた。
「はい
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