外伝〜ジェニス王立学園占拠事件〜後篇
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る上、さらに一人一人化物じみた強さを持っているし、王国軍やギルドの連中と違って容赦がないしな……メンフィル兵と戦った奴らがメンフィル兵に殺された話やミルヒ街道を攻めていた奴らが惨たらしく殺されて、全滅した話は聞いただろう?」
「ふむ、確かに……」
仲間の話を聞き、猟兵が考え込んだその時門の前から弾丸を撃つ音が聞こえてきた。音に気付いた猟兵達が門の前を見ると、そこにはカルナとティータが火薬式の銃で連射し、テトリは矢を次々と放ち、機械人形達を圧し始めていた。
「か、火薬式の銃器に弓矢だと!?骨董品を持ち出しやがって……」
敵の使っている武器を見た猟兵は驚いた。
「このままだと突破される……。待機している連中を呼ぶぞ!」
そして猟兵達は仲間を呼んで、陽動班との戦闘を開始した。
一方その頃、エステル達別働隊は旧校舎から潜入した。
「……始まったわね!」
「うん、私たちも急がないと!」
遠くから聞こえてくる戦いの音を聞いたエステルは真剣な表情で呟き、アネラスは頷いた。
「この先の裏門の鍵は先ほど外しておきました。すぐに開くと思います。」
「分かった。速やかに各施設に潜入し、拘束された人々を救出する。救出した者は『人質リスト』でチェックしていくことにしよう。」
ヨシュアの説明を聞いたクルツは頷いて、これからすることを言った。
「了解ッ!」
「はーい!」
「レッツ・ゴーですね!」
クルツの言葉にエステルとミント、アネラスは頷いた。
こうして『ジェニス王立学園解放作戦』が始まった………!
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