暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜ジェニス王立学園占拠事件〜後篇
[3/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は頷いて言った。

(そういう事。他のみんなが動揺しないよう君たちには伝えようと思ってね。)

(そっか、助かるわ。他にあたしたちで協力できそうなことはある?)

ヨシュアの話を聞いたジルは尋ねた。

(そうだな……。現在、学園内にいる生徒と職員のリストが欲しい。救出時の助けになるからね。)

(なるほど)」

(オッケー。メモに書くから待ってな。)

そしてジルとハンスは、現在学園にいる生徒と職員の名前を書き、窓の隙間からヨシュアに手渡した。

(……ありがとう。一時間もしないうちに本格的に動き始めると思う。それまで我慢してて欲しい。)

(ええ、分かったわ。)

(お前らの方こそくれぐれも気を付けてくれ。それと……無事片付いたら学食でメシくらい付き合えよ?今まで何をしてたのかみっちり話してもらうからな。)

(はは……分かった。お手柔らかに頼むよ。)

そしてヨシュアは別の場所の様子を探る事に移り、全ての場所の様子の調査を終えた。

(これで一通り調べたか。この程度の戦力ならなんとか僕1人でも……。………………………………。いや……今はまだその時じゃない。急いでみんなの所に戻ろう。)

その後ヨシュアはエステル達の所に戻った。



〜ジェニス王立学園前〜



「……以上が偵察で判明した学園敷地内の大まかな状況です。」

「フフ、凄いですね、ヨシュアさん。マリーニャちゃんでもできるかどうかわからない事を、ヨシュアさんは簡単にやり遂げたんですから。」

「そうか……。良く調べてきてくれたな。」

「ああ、これで何とか作戦が立てられるってモンだ。」

ヨシュアの報告を聞いたリタは感心し、ジンはヨシュアにお礼を言い、アガットは口元に笑みを浮かべて頷いた。

「しっかし、あのギルバードが学園を襲った張本人だなんて。しかもクローゼのことを狙ってたみたいですって〜?”方舟”で会った時、足腰が立たなくなるくらいぶっ飛ばしておけば良かったわ!」

一方エステルはギルバートが首謀者だと知り、怒った。

「かつて有能な市長秘書で、今は”結社”の使い走りか……。挫折して根性が歪んじゃった元エリートの典型って感じね。」

「うん、まさにそんな感じ。……でも、どうしよう。兵士の数もそれなりだし、人形兵器や装甲獣もいるのよね?」

シェラザードの言葉に頷いたエステルは考え込んだ。

「それに人形兵器を動かしてるってことは……”結社”の人たちは、この状況でオーブメントが使えるってことだよね?」

「あ……」

そしてティータが呟いた言葉を聞き、エステルはハッとした。

「どうやら博士の発明した『零力場発生器』と同じような技術が使われているみたいだ。しかも数
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ