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油断したら
3部分:第三章
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中でいいじゃない」
「まあそのうちわかるよ」
 しかし今はこう言うだけだった。何はともあれオスカーはトランクス一枚になってそのうえで服を乾かしはじめた。彼にとってはとんだ災難だった。
 それから一月程経った頃だった。マーガレットは自分が住んでいる家の大掃除をしていた。とにかくとてつもなく広い牧場なので彼女も家を一つ貰ってそこに住み込んでいるのである。もっともその家は粗末なログハウスでありあちこちがたはきているのだが。
 それでも家に一人暮らしなので満足していた。この日彼女は山羊の世話をしていたが思ったよりも早く終わったので家の掃除をしているのだ。

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