外伝〜ジェニス王立学園占拠事件〜前篇
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よ!轟雷!!」
「「グギャアアアッ!?」」
シェラザードは魔術を放って、攻撃した!シェラザードの魔術によりすざましい雷が命中した敵達は悲鳴を上げた!
「おぉぉぉっ!!」
さらにヨシュアはクラフト――真・魔眼を放って、シェラザードの魔術から立ち上がった敵達の動きをとめ
「えい!!」
「せいやっ!!」
ミントとアガットがそれぞれ止めを刺した!
「ふう……さすがに手強かったわね。」
「ああ……何とか間に合って良かった。」
戦闘が終了し、武器を収めたエステルとヨシュアは安堵の溜息を吐いた。
「た、助かった……。エステル……それにヨシュアだったな。すまねえ……危ない所を助けてくれて……」
「ま、それがあたしたちのお仕事みたいなもんだから。」
「それよりも……いったい何があったんだい?今の魔獣、このあたりで普通にいるヤツじゃないよ?」
お礼を言われたエステルは頷き、ヨシュアは真剣な表情で尋ねた。
「そ、それが……。学園が……王立学園が襲われたんだ!」
「なっ……!?」
「えっ………!?」
「……詳しく話せ。」
生徒の話を聞いたエステルとミントは驚き、アガットは目を細めて先を促した。
「あ、うん……。俺……いつものように校舎裏で授業をサボってたんだけど。紅い装甲の兵士たちがいきなり正門から入ってきたんだ。用務員のオッサンが止めようとしたんだけど……。そ、そいつらが銃で……オッサンを、う、撃って……」
「そ、そんな……」
「まずいわね……」
生徒の説明を聞いたエステルは悲痛そうな表情をし、シェラザードは真剣な表情で呟いた。
「それを見て俺……頭が真っ白になっちゃってさ……。何とか助けを呼ぼうとここまで逃げてきたんだけど……」
「……事情は分かった。このままルーアンに行ってギルドに伝えてくれるかい?僕たちはこのまま学園の近くまで行ってみるから。」
「わ、分かった……。あいつら、今の魔獣以外にもでかい人形みたいなのを連れてた……。くれぐれも気を付けてくれ!」
そしてエステル達は仲間達を呼び寄せた後、占拠されている学園の傍に向かった。
〜ジェニス王立学園前〜
エステル達が先を進むと、学園内では結社の猟兵達が見回りをし、学園の入口付近では人形兵器の部隊が居座っていた。そしてエステル達は物陰に隠れて、様子をうかがっていた。
「話を聞いて飛んで来たはいいが……かなり危険な状況だな。」
物陰から様子をうかがっているジンは真剣な表情で呟いた。
「い、一応ジャンさんが王国軍に連絡したけど……。応援が来るにしてもちょっと時間がかかるかもって……」
「そっか……」
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