空の王者、秘密組織の目的を知る
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まりうちまで送ればいいんだろ?良いぞ」
「感謝致します……!皆さま、ビビ様を宜しくお願いします……!!!」
イガラムは出来る限り、感謝の念を懸命に込めた声を張り上げて頭を下げた。その光景に観念したのか、それともどうせ命を狙われるだから連れて行こうか行くまいが同じだと考えたのかビビのアラバスタへと送る事を了承した。
「おいレウス」
「何だゾロ」
「出向の準備頼めるか?直ぐに出る事になるだろうしな」
「了解だ。あっでもサンジとかは?」
「あ〜……そういえばお前船で寝てたんだよな、おいルフィ。あのバカ二人の回収は任せたぞ」
「おし任せろ」
出来る事ならイガラムの出向の見送りしたかったが雑用係としての仕事があるならしょうがない。船へと駆けていく、暗い道を一気に駆けて行き船へと到着すると凄まじい爆発と閃光が闇夜を照らした。
「あの方角ってまさか……!!?」
あれだけの爆発、ただ大砲の弾が着弾しただけとは思えない。恐らく船の火薬庫か何かに引火した物だろう……そうだとすればイガラムは………。
「……くそっ!!」
悪態をつきながら錨を上げ直ぐに船を出せるように準備を進めて行くが……
「クエッ!」
「………え〜っと、確かビビちゃんが乗ってた鳥……?」
帆の準備をしていた時に船に飛び乗って来た黄色い鳥、それはビビが乗っていた大型の黄色い鳥。ビビに言われて此処に来るように言われたのか謎だが元気に自分に挨拶をしている。
「えっと……これから宜しく?」
「クエエッ!!クエックエ!」
悪魔の実の影響か解らないがある程度は動物の言葉が理解出来るようになっている為か彼、カル―が名前を言いながら宜しくお願いしますと言っている。
「カル―ね……まあいいや、直ぐにビビちゃんも来るだろうから適当に待ってな」
「クエ」
どうやら理解しているのか船首辺りの甲板で大人しく座り込んだカル―を見た所でゾロやルフィ達が到着した。サンジやウソップは……引きずられて来た為か気絶しているが。次々と船に乗り込む仲間とビビを確認すると一気に帆を張った。船は風を受けて上流を目指して進んでいく。
「ゾロ、三角帆をちょっと緩めて来てくれない?」
「おう」
作業を進めている中暗い顔を浮かべ続けるビビ王女、状況から察するに恐らくイガラムはやられたと考えるべきだろう。カル―も心配そうに彼女の顔色を窺っている。そんな彼女を気遣うようにレウスは肩を軽く叩いた。
「Mrレウス……」
「ただのレウスでいいよ。心配要らないよビビちゃん、この船にいる限り君は安全だからさ」
「有難う、御座います……でもやっぱり貴方達を危険に………」
うっかり口を滑らせてしまったばっかりにとんでもない事に巻き込んでしまった事を後悔している
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