第97話
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「ふ、ふえっ!?お、おじいちゃんを知っているんですか…………?」
ノバルティスの言葉を聞いたティータは驚いた後、恐る恐る尋ねた。
「勿論知っているとも!かつては同じ師の下で学んでいた学友だからね!なるほど、なるほど!彼の孫ならば”ゴスペル”の機能を正しく理解していてもおかしくないね!」
「え、えっと…………さっき言った事はおじいちゃんから教えてもらった事で、わたしは”導力場の歪み”を発生させる事までしか気づいていません。」
「いやいや。その幼い身でありながら、そこまで気づく者はそうそういない。自分の頭脳を誇りたまえ。………それと、どうだい?その頭脳を結社で使ってみんかね!?私が直々に教えてあげてもいいよ!」
遠慮気味に言っているティータにノバルティスは口元に笑みを浮かべて言った後、興味深そうな表情でティータを見て、なんと勧誘を始めた!
「ふ、ふえっ!?」
「ふざけんじゃねえ!」
ノバルティスの勧誘に驚いているティータを庇うかのようにアガットはティータの前に出て、ノバルティスを睨んだ。
「心外な。今の言葉は本気だよ?それで、どうかな?”結社”には今まで以上の技術があるよ?」
アガットに睨まれたノバルティスは心外そうな表情で答えた後、ニヤリと笑ってティータを見て尋ねた。
「け、結構です!!」
ノバルティスに問いかけられたティータは大声で断った!
「ガーン!!」
ティータの答えを聞いたノバルティスはショックを受けた!
「全く………たわけた事を言う爺さんね…………」
一方エステルは呆れた様子でノバルティスを睨んだ。
「それで博士………僕達の邪魔をする気ですか?………研究者が本分の貴方の戦闘力で僕達に勝てると思っているのですか?」
ヨシュアは双剣を構えて、ノバルティスを睨んで尋ねた。
「まさか。何故、私がそんな事をしなくてはならない?………君達は私の”実験”に付き合ってもらうだけだよ。」
「へ………」
ノバルティスの言葉を聞いてエステルが驚いたその時、今までとは比べ物にならないくらいの巨大な人形兵器が空より飛んできて、ノバルティスの傍に着地した!
「な、な…………!」
「大きいですね…………」
巨大な人形兵器を見たエステルとリタは呆け
「ふ、ふえええええええええ〜っ!?」
「なんつう馬鹿でかい機械人形だ………!」
ティータとアガットは驚いた表情で人形兵器を見上げ
「ゴルディアス級戦略人形、”パテル=マテル”……!制御が困難で、開発計画は凍結されたはずだったなのに……!」
一方ヨシュアは信じられない表情で人形兵器――パテル=マテルを見上げた。
「フフ、”漆黒”が”結社”か
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