機動戦艦ナデシコ
1326話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
それぞれ、どうグループに分けるかを決めた翌日。
早速ではあるが、俺達は行動を開始する事にした。
本来であればもう少し時間を掛けたかったのだが、下手にこれ以上時間を掛ければナデシコがさっさと自分達だけで地球に帰るかもしれないという懸念があった為だ。
いや、これからのシャドウミラーとネルガルの関係を考えれば、普通ならそんな事はしないと思う。思うんだが……
それでも何となくそんな事をしそうだと思ってしまうのは、俺がナデシコをよく知っているからだろうか。
何だかんだと、ノリで動いたりもするしな。
それに、このままだと俺達の方でもダラダラと動くのを躊躇ってしまいそうになってしまうかもしれないというのがあった。
尚、最終的なグループは以下の通りとなる。
地球へと交渉の為に向かうグループは、シャドウミラー代表として俺。政治班からエザリア、あやか、千鶴。ニヴルヘイムの指揮官としてマリュー、シロガネの指揮官としてナタル。いざという時の戦闘要員はスレイ、ムウ、イザーク、オウカ。円と美砂も生身での戦闘要員兼シロガネのブリッジクルーとしてこちらだ。
レオンがこの中に入っていないのは、ホワイトスターの方にも何かあった時の交渉要員を残しておく必要がある為だ。
他の世界との交渉とかもしないといけないしな。
火星にいる木星蜥蜴を駆逐するグループは、コーネリア、ギルフォード、スティング、アウル、レイ、ムラタ。
そしてゲートやネルガルの研究所を守るのはレモン、エキドナ、精霊の卵となっている。
ただ、ゲートを守るのは基本的に精霊の卵だけで、レモンやエキドナはホワイトスターの方におり、もし攻めて来たら出撃する事になっていた。
何でも技術班の方で例の追加武装の開発がピークを迎えているらしい。
本来ならマリューも連れて行かれたくはなかったらしいが、ニヴルヘイムは地球と交渉する上でこっちの戦力を知らせる鍵だしな。
ああ、それと芸能活動で急がしいシェリルもホワイトスターに残る事になっているので、分類的にはゲートの守備って扱いになるのか?
そして結局木星についての先行偵察については行われない事になった。
エザリアからの要望を採り入れた形だ。
何人かからは反対意見が出たし、賛成した者の中にも大々的にではなくてもいいから、メギロート辺りに偵察をさせてみては? という意見もあったが、それは却下された。
メギロートはバリアの類がないので、木星蜥蜴の攻撃を防げない。
偵察に向かわせても逆に破壊されて、寧ろメギロートの技術を木星蜥蜴に奪われかねない懸念があった為だ。
ならバリアがある量産型Wでも……という意見があったが、量産型Wはメギロートやイルメヤと違って生きている。つまり呼吸とかが必要な訳で、火星から木星まで行って偵察をし
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ