暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1326話
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?」
「分かりましたわ」
「はい、分かりました」

 それぞれに返事をし、結局この場にいる全員がブリッジへと向かう事になる。

「アクセル、お願いね」

 マリューの言葉に従い、再び影のゲートを展開。身体を沈めていき……俺達はニヴルヘイムのブリッジへと姿を現す。
 周囲に量産型Wの姿はまだない。
 いや、運動場のある位置を考えれば、影のゲートを使った俺達の方が早いのは当然だろうけど。
 それから10分程すると、量産型Wが走ってブリッジへと到着し、ニヴルヘイムの操作を開始する。
 元々起動した状態で、すぐにでも移動出来るようにしてから空間倉庫の中に入ってたから最初から起動する必要がないんだよな。
 そもそも移動要塞のニヴルヘイムの場合、停止している状態から動かすのにかなり時間が掛かるし。……1つの小さい街だと考えれば、それ程おかしな話でもないけど。

「ナタル、そっちの準備はどう?」
『こちらは問題ありません。ニヴルヘイムと違ってそこまで複雑ではないので。それに量産型Wも手際はいいですから』
『えー……私達は?』
『ちょっ、美砂。大人しくしてなさいったら。今は艦長が話してるんだから』

 ナタルの声と一緒に円と美砂の声が聞こえてくる。
 色々と言ってるけど、手際はいいんだよな。
 その証拠に、ナタルも微かに眉を顰めてはいるが注意はしていない。
 アットホームな職場ですって奴か。
 いや、元々シャドウミラーは上下関係はそれ程厳しくないというのもあるか。
 SEED世界のザフトと同じような組織だったりする。
 違うのは別にナチュラルを……一般人を見下したりはしていないって事か。
 そもそも、コーディネイター以上の能力を持っているナチュラルがシャドウミラーには多過ぎるし。
 神楽坂だってコーディネイターと生身の戦いをやってもまず間違いなく勝てる。
 寧ろ、ジン程度なら生身でどうにか……うん、なりそうな気がするな。咸卦法とか使えば。

「アクセル、シロガネの方も問題ないらしいから、そろそろナデシコに連絡するわよ?」
「任せる」
「一応アクセルは私の側にいてね」
『あ、マリューがドサクサに紛れてアクセル君とイチャついてる』
「……美砂、そろそろ口は閉じた方がいいわよ?」

 笑みを浮かべているのに、妙に迫力があるように感じられるのは俺の気のせい……という訳ではない筈だ。
 普段大人しい人に限って怒ると怖いという話を良く聞くけど、マリューの場合は普段もそれなりに怖いんだけど、怒るともっと怖いんだよな。
 色々な意味で怖い女って感じか?

「アクセル、何か妙な事を考えてない?」
「いや、別に何も」

 相変わらず鋭い勘に驚くが、俺だって誤魔化す方法くらいは心得ている。

「ふーん。…
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