暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
7章〜四輪の塔〜 第91話
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尋ねた。

「とんでもない事…………ああ、リウイを脅した事ね。リウイにはあれぐらいのお灸を据えるのがちょうどいいのよ。イリーナさんがいるくせに、次々とイリーナさん以外の女の人と関係を持つんだから。」

「フフ、それを言ったら主も他人事ではないかもしれませんね。」

(………それにしてもあの”覇王”を脅すなんて、とんでもない娘を彼女にしたもんやな。)

(ハハ………勿論それは自覚していますよ。ただ今回の行動は予想外過ぎますよ…………ハア…………)

エステルの説明を聞いたリタは微笑み、ケビンはヨシュアに小声で耳打ちをし、ヨシュアは苦笑した後、疲れた表情で溜息を吐いた。

「ハア………先生が知ったら、卒倒するわよ…………」

「お、お姉〜ちゃ〜ん………」

「さすがはカシウスの娘といった所か。あの”覇王”を脅すとは。」

「1国の王を脅すとか、無茶苦茶な奴だな。」

「ハッハッハ。既に旦那を超えた存在になったんじゃないか?」

(……………エステル君には本当に驚かされるな………)

一方シェラザードは呆れた表情で溜息を吐き、ティータは引き攣った笑みを浮かべ、博士は感心し、アガットは呆れ、ジンは笑って感心し、ユリアは目を閉じて心の中で驚いていた。



その後エステル達はリフトを使って、地上に降りた……………



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