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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第173話
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リカの頼みを聞いたリィンは考え込んだ後申し訳なさそうな表情で答えた。



「勿論さ。後、学院祭はレン君に頼んで何とか行くつもりだ。そちらも仲間とせいぜい頑張りたまえ。」

「はい……!」

「フフッ、話に付き合ってくれて感謝するよ。」

「いえ、こちらこそ。相談に乗って頂いたお蔭で、気が楽になりました。」

「それは何よりだ。それじゃあ、良い夢を。」

「おやすみなさい。――――ハア……ユン老師にアンゼリカ先輩……宿題、ちょっと多すぎだろ……」

アンゼリカを見送ったリィンは疲れた表情で溜息を吐いた後温泉に向かった。



〜脱衣所〜



(この時間は混浴だけど、さすがに誰も入っていないだろうから、考え事にはもってこいだし…………)

脱衣所で服や下着を脱いでタオルを付けたリィンは露天風呂に向かった。



〜露天風呂〜



「あら?他にも誰か来た―――――え”。」

「え――――なあああああああっ!?ア、アリサ!?」

露天風呂につかっているアリサと目が合ったリィンは驚き

(アハハハハハハハッ!温泉ならではのこの展開を待っていたわよ♪さすがご主人様♪期待を裏切らないわね♪)

(ふふふ、ですが対面した相手が既に身体を交えた相手だから、まだマシですね……)

(そ、そう言う問題でしょうか……?)

その様子を見守っていたベルフェゴールは腹を抱えて大声で笑い、静かな笑みを浮かべるリザイラの言葉にメサイアは冷や汗をかいた。



「キャアアアアアッ!?お、女風呂に入ってくるなんて、な、何のつもりよ!?」

「ま、待ってくれ!?こ、この時間は”混浴”なんだ!」

「へ?こ、混浴??」

そしてリィンはアリサに今の時間の露天風呂は混浴である事を説明した。



「そ、そうだったんだ……ごめん、リィン……確認もせずに悲鳴を上げちゃって……」

「いや、こっちこそ確認を怠っていたよ……そ、その俺はあがるからアリサはゆっくり入ってくれ。」

申し訳なさそうな表情をしているアリサの言葉に疲れた表情で答えたリィンはその場から去ろうとしたが

「べ、別にそこまでしなくていいわよ!それによく考えたらリィンには私の裸を何度も見せているどころか、身体も重ね合っている仲だから、不幸中の幸いだったわね。さっきまでラウラも一緒に入っていたんだから、その時にリィンが来たらタダじゃすまなかったと思うわよ?」

「そ、そうか……ハハ…………」

アリサの話を聞いて露天風呂でラウラと対面した時に起こるであろう出来事を想像したリィンは表情を青褪めさせながら苦笑した。



「そ、そうだ、リィン。悲鳴を上げたお詫びとルーレで私を元気
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