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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第172話
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「う、う〜ん………そう言われてもねぇ?」

「うむ……私達では決してアイドス殿のような女性にはなれないだろうな。」

「こんな最高の女を落としておいて、他にも女がいるなんて、リィンって本当に罪深い男よね〜。」

「ア、アハハ……」

セレーネの言葉に微笑みながら頷いた後に言ったアイドスの指摘を聞いたアリサとラウラは困った表情をし、からかいの表情で言ったサラ教官の言葉にセレーネは冷や汗をかいて苦笑していた。



「そう言えばワタシ、アイドス―――女神が何で人間に従っているのかが気になっていたのよね〜。」

「それは私もだ。フッ、これを機会にリィン君との出会い等も含めて全て聞かせてもらおうじゃないか♪」

「賛成。わたしもずっと気になっていた。」

「フム……私もできれば聞きたいな。」

「え、えっと……?」

「うふふ、それじゃあ”女子会”の始まりね♪」

ヴァレフォルとアンゼリカの言葉をきっかけに女子達が自分に集まってきたことにアイドスは戸惑い、サラ教官は笑顔で言った。



その後温泉で今までの疲れを癒したリィン達は風呂あがりにはビリヤードや枕投げなどに興じつつ、普段しないようなよもやま話をあちこちで花を咲かせた。



そして全員が寝静まった頃、シュバルツァー男爵から貰った自分の師の一人である”剣仙”ユン・カーファイからの手紙の内容が気がかりで目が醒めてしまったリィンは一人露天風呂に向かっていると意外な人物がロビーにいた。




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