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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第172話
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そしてからかいの表情で自分を見つめて自分に見せつけるかのように両手で豊満な胸を持ち上げたベルフェゴールをサラ教官は顔に青筋を立てて睨み
「というかサラ教官も充分大きい部類に入ると思うのだが……」
「た、確かにそうですね……」
ラウラの指摘を聞いたセレーネは冷や汗をかいて頷いた。
「にゅふふ、隙あり♪」
「キャアッ!?や、止めて下さい、ヴァレフォルさん……!……あんっ!?」
「ん〜、シュリと違うのはやっぱりこの胸よね〜♪一体どうやってここまで育ったのかしら♪」
「確かにそれは私も興味ある。いいんちょ、何を食べてここまで大きくなったの?」
「あ……ん……フィ、フィーちゃんも一緒になって揉まないで下さい!」」
ヴァレフォルとフィーに胸を揉まれているエマは悲鳴を上げ
「クッ、離せ、トワ!後生だから私もあのパラダイスに参加させてくれ!」
「だ、ダメだよアンちゃん〜!」
エマ達の所に向かおうとしているアンゼリカをトワは両手でアンゼリカを捕まえて必死で止めていた。
「えへへ、温泉って本当に広いよね〜♪」
「こら、ミルモ!温泉で泳いじゃダメでしょう?っていうか、リザイラ!貴女も注意してよ!ミルモは貴女の部下でしょう!?」
温泉で泳いでいるミルモに注意したアリサはリザイラを睨み
「ミルモの今の”主”はミルモと契約している貴女。私が責められるいわれはありませんし、私はミルモの事を部下と思った事はありませんよ。それに私は精霊達のする事に干渉せず、伸び伸びと育てている方針ですので。」
「それって、育てる事がめんどくさいから放棄しているようにも聞こえるのだけど?」
リザイラの答えを聞いたアリサはジト目でリザイラを見つめ
「アハハ……というか、風の精霊って泳げたんですね……」
メサイアは苦笑しながら泳いでいるミルモを見つめた。
「フウ………本当に良い湯加減ね…………………?みんな、どうしたのかしら?」
気持ちよさそうに温泉につかっていたアイドスだったが、ほぼ全員が自分に注目している事に気付いて不思議そうな表情で尋ねた。
「え、えっと、その……」
「フフ、皆さん、アイドス様が綺麗すぎて見惚れていたんですよ。」
「フフッ、仕草の一つ一つが私のリビドーを激しく湧き立てるよ……!」
「まあ、皆がアイドスを見るのはアイドスが女神だから無意識に魅了されているからかもしれないね。」
アイドスの疑問に口ごもっているエマの代わりにセレーネは微笑みながら答え、アンゼリカは興奮した様子でアイドスを見つめ、エヴリーヌは静かに呟いた。
「フフ、ありがとう。でもみんなも、それぞれの魅力があるじゃない。
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