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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第172話
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々の認識を変える……か。フフッ、遣り甲斐がありそうだ。」

「僕達の手で最高のステージを作り上げなくちゃね……!」

「ああ、頑張ろう!」

トワの説明を聞いて考え込んだラウラは口元に笑みを浮かべ、エリオットの言葉にリィンは力強く頷いた。



夕食を済ませたリィン達は男女に別れて大浴場に行き、ここ数日で溜まった疲れを存分に癒し始めた。


〜鳳翼館・露天風呂〜



「うわ〜……!」

「広いな……」

「これだけ広い上、眺めのいい露天風呂を僕達が独占するなんて、凄く豪華な話だな……」

「フッ、オリヴァルト殿下には改めて感謝しないとな。」

「ハハ、これがユミル自慢の露天風呂さ。滋養にも利くから、ユミルの温泉を求める客が絶えないんだ。」

初めて見る温泉にそれぞれ興味ありげな表情をしている仲間達にリィンは苦笑しながら答えた。



「フム、確かにこの湯には微弱な治癒系の魔力が纏っているから、滋養に利くという話も強ち嘘ではあるまい。」

「へ――――」

するとその時温泉から男性の声が聞こえ

「あ、貴方は……!」

「サラ教官の使い魔―――バルディエル、だったな?」

「ど、どうしてバルディエルさんがここに?」

男性―――人間の姿になっているバルディエルを見たエリオットは驚き、ガイウスは目を丸くし、マキアスは戸惑いの表情で尋ねた。



「”紫電(エクレール)”が『あたしの身体に宿っているからと言って、女風呂をのぞくなんて許さないから、あたしが出てくるまで男風呂に入っていなさい!』と命令されて、仕方なくここにいるのだ。我は別に異性の裸体等興味はないのだがな。」

「ハハ……」

「まあ、正論だな。」

バルディエルの説明を聞いたリィンは苦笑し、ユーシスは納得した様子で頷いた。



「あれ?バルディエルさん、翼がないですけど……」

「ああ。さすがに翼を出したまま湯につかれば、羽が湯に浮いて他の者達が入る気を失くすと思い、人間の姿になっているのだ。」

「ベルフェゴールと同じように人間の姿にもなれるのか……」

「いつも思うんだが翼や尻尾とかどうやって隠しているのか、理解不能だ……」

エリオットの質問に答えたバルディエルの話を聞いたガイウスは目を丸くし、マキアスは疲れた表情をした。



「フム…………――――アルバレア号!」

「ユ、ユーシス!?いきなり何を……」

「おい。まさかとは思うがその馬を温泉につからせるつもりじゃないだろうな?」

アルバレア号を召喚したユーシスの行動を見たリィンは驚き、ある事を察したマキアスはジト目でユーシスに尋ねた。



「フン、さすがにそんな事
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