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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第171話
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(アハハハハ!この後私達の事を知ったら、両親はどう思うのかしらね〜?)

(ふふふ、驚く事は間違いないでしょうね。)

(まあ、普通に考えれば4人もの女性を侍らしているようにしか見えませんものね……)

(フフ、さすがリィンの両親ね。二人からリィンに対する暖かい気持ちが溢れ出ているわ。)

一方ベルフェゴールは腹を抱えて笑い、リザイラは静かな笑みを浮かべ、メサイアは冷や汗をかいて苦笑し、アイドスは微笑みながらリィンの両親を見つめた。



「クスクス、どうやら本当に色々あったみたいね?あなた、狩りの話はほどほどにしてくださいね?」

「ハハ……気を付けるよ。ああ、子供達の久々の帰郷だ。しかも息子は学友たちと共にユーゲント陛下よりお褒めの言葉を賜っている。せめてユミルのものを仕留めてもてなさなければな。」

「きっとみんな喜びます……!」

「さあ、入って。すぐにお茶の用意をしますから。リビングで寛いでくださいな。」

「はい。」

その後実家の中に入って行ったリィンとセレーネはルシア夫人が出したお茶をご馳走になりながら、シュバルツァー男爵夫婦に学院で起こった様々な出来事を話した。



「まあ……貴女がリィン達の手紙にあったルクセンベール卿の妹君だったの……フフ、私はてっきり学院でできた将来の伴侶を紹介する為に連れてきたのかと思ったわ。」

「か、母さん!?」

微笑みながらセレーネを見つめて言ったルシア夫人の言葉を聞いたリィンは慌て

「に・い・さ・ま〜〜〜〜〜!?」

エリスは膨大な威圧を纏ってリィンに微笑んだ。



「な、何でそこで俺を睨むんだよ!?」

「ギロッ。」

「う”っ。」

エリスにギロリと睨まれたリィンは唸り声を上げて冷や汗をかき

「フフ……―――お兄様。わたくしの事をご両親に紹介したのですから、ベルフェゴール様達の事も紹介した方がよろしいのではないですか?」

「そ、それは…………」

セレーネの提案を聞いたリィンは表情を青褪めさせて冷や汗を滝のように流し始めた。



「確か学院での生活や実習先で出会った際にリィンに力を貸してくれている異種族の方達だったか?できれば私達も挨拶をしておきたいな。」

「そうですね……その方達がリィンに力を貸してくださっているお蔭で、シュバルツァー家の爵位が将来上がる事も決まっているのですから、リィンにいつも力を貸してくれている事も含めて是非お礼を言っておきたいですね。」

「へっ!?シュ、シュバルツァー家の爵位が上がるってどういう事ですか!?」

「私も初耳ですが……」

男爵夫婦の話を聞いたリィンは驚き、エリスは目を丸くした。



「実は3ヶ月くらい前にメ
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