97
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
「カツラさん何言ってるんですかっ」
カツラ:「だってもう終電ないじゃろ?」
サトシ:「あっ」
ヒカリ:「あっ」
時刻は9時を過ぎており、
上りと下りで電車の時間が違うのは勿論、
ニビ駅からタマムシ行きの終電には
間に合わない時刻となっていた。
サトシ:「じゃあ、タクシー代出すから
今タクシー呼ぶよっ」
ヒカリ:「あっ、いいよいいよっ。
あたし出すから大丈夫っ!」
サトシ:「いいって気にすんなよ」
カツラ:「そうじゃ、部屋なら
ワシが使っていた部屋を使うといい。
ワシは居間で寝るから。」
サトシ:「カツラさんっ、そっちじゃ
ないでしょう!」
カツラ:「実はヒカリちゃんに
重要な話があってな、どうしても今日
泊まって欲しいのじゃよ」
ヒカリ:「え、重要な話ですか?」
カツラ:「そうじゃ、明日の昼まで
少し居てくれんかの?」
サトシ:「なんですか重要な話って?」
カツラ:「サトシ君には内緒じゃ」
サトシ:「え?」
カツラ:「とりあえず、真剣な話じゃから
頼むよサトシ君っ」
サトシ:「、、うーん、、まぁ、
真剣な話ならいいですけど」
カツラ:「ヒカリちゃんも、どうかの?」
ヒカリ:「えっ、、、あー、、あたしは、
居ても邪魔にならないならっ」
サトシ:「でもヒカリ、お前着替えは
どうするんだ?」
ヒカリ:「あっ、そうだっ、、着替え、、」
カツラ:「着替えなら、ワシの部屋に
未使用の下着があったぞ。」
サトシ:「それまさか、、、」
カツラ:「うむ、別に漁っていた訳ではないが
恐らくサトシ君の母が買ってそのままに
していたやつじゃの。床に落ちてた。」
ヒカリ:「じゃー、今日1日泊まろうかなっ。
いーい?サトシっ」
サトシ:「まぁ、大事な話があるなら
俺は別に構わないけど。」
カツラ:「決まりじゃのっ。
ではヒカリちゃん、あとで話を
聞いておくれっ」
ヒカリ:「あっ、はいっ!」
こうして、ヒカリは急遽サトシ宅に
泊まる事になった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ