パーツ・ウォウBクラス:ディスク・1時間目(2016/05/16 一部修正)
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
を考えていると、いつの間にか正義の前に友人がいて、カルマの放った牙に向かって蹴りを繰り出していた。成程、轟の疑似玉璽(仮)で牙を吸収する訳か。
そして、轟の疑似玉璽(仮)で牙を吸収し終えた友人は正義からディスクを受け取ると同時にそのまま足を振り抜き、超臨界流体の壁を放ってくる。
こちら側の攻撃を防御しつつ、反則を取られない様にディスクの受け渡しを行い、反撃する。即席チームの割には中々のチームワーク。
ただ、やっぱり相手が悪い。小型牙を利用して作った超臨界流体の壁程度なら、俺の時の連打――別名:無駄無駄ラッシュで簡単に押し返せる。そんな訳で俺が動こうとすると―――
「時よ」
「渚か?……!?」
いつの間にかすぐ近くに来ていた渚が俺の動きを止めようとする。普通に考えれば、身体能力的にも渚が俺を止めることは不可能だ。しかし―――
「炎よ。その力を以って――」
「空の王の動きを止める枷となれ」
「……正義もか」
渚単体での足止めではなく、正義とのコンビで俺の動きを止めに来た。しかも、俺に直接触れたら反則になり兼ねないから、2人で地面を高速で蹴り、水晶振動周波現象を起こしてやがる。
ってか、ここに正義がいるなら友人に守られた正義は一体―――
「紫電の道――α電磁波、解除」
……速水か。ってことは、試合開始と同時に幻で入れ替わってたってことだな。ホイールから発生させた炎もその分身も、α電磁波で再現した幻だったって訳だ。
よく見ると友人も寺坂になってる。成程、寺坂が正義を守るより、友人が正義を守る方が自然な流れに見えるから、α電磁波の幻で寺坂を友人に見せていたのか。
俺がそんなことを考えていると、寺坂の放った超臨界流体の後ろから数発程の牙が飛んできた。牙の飛んできた先に視線を向けると、そこには本物の友人が超臨界流体の壁―――ではなく、鏡を作り出していた。
どうやら幻の炎の分身を狙った小型牙を鏡で反射した様だ。しかも、反射した牙に押される形で寺坂の超臨界流体の壁の迫ってくる速度が加速する。
このまま放って置いたら、カルマが体育館の壁と超臨界流体の壁に挟まれてド根性蛙になっちまう。まぁ、飽く迄他の初代王組がこの状況を静観してたらだけどな。
「神崎さん!私と一緒にカルマのカバーに入って!!」
「うん!」
片岡が指示を出すと、有希子は返事をすると同時に片岡と一緒にカルマの前に出る。そして、疑似玉璽から棘を展開し、超臨界流体の壁を斬り裂いた。
そういえば、原作エア●ギアでも重力子のガウェインが男の癖に荊の|玉璽《
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ