暁 〜小説投稿サイト〜
ラブライブ!〜夕陽に咲く花〜
第8話 唐突な始まり
[8/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
で始めたところで難しいと思いますよ?」
『だからこそ”スクールアイドルしようと思ったんだよ!』



 いつもの事だけど、高坂先輩の言うことが中々理解できない。
天真爛漫で、いつもやることが突発的でみんなを振り回す。
僕も何度も巻き込まれた経験はあるけど、それでも楽しんでる自分がいた。


『”スクールアイドル”になって人気が上がれば音ノ木坂の存在を全国に伝えることができるんだよ!UTXだって”A-RISE"が人気になったから人が集まるようになって...』
「でも先輩、人気が取れなかったらどうするつもりですか?」


 僕はそれが一番不安だった。スクールアイドルをやっている全員が全員A-RISEみたく成功しているわけでは無い。『成功』という言葉があれば当然反義語である『失敗』という言葉がある。つまり”スクールアイドル”を始めて成功する確率は簡単に言うと『二分の一』、半々なのだ。
 さらに音ノ木坂は特殊なハンデを背負った状態からのスタートになる。
成功すればその分の達成感じは大きいけど、失敗すれば全員を巻き込む大事になるかもしれないんだ。




言い換えると賭け(ギャンブル)みたいなものだ。
それを理解したうえで高坂先輩は”スクールアイドル”を始めるつもりなのだろうか......




「大丈夫だよ!だって私だけじゃないもん!海未ちゃん(・・・・・)ことりちゃん(・・・・・)も一緒にやってくれるから絶対成功するよ!!!!」
『ちょっ!穂乃果それは言わない約束だって何度もーーー』
「大丈夫だよ海未ちゃん、はるとくんはすっごく優しい子だから」




 論理的でない根拠。
いつも彼女はそう言ってたくさんの事に挑戦してきたことを本人から聞かされている。
 でも僕も少しだけ巻き込まれたことはある。だけど、終わると嫌な気持ちは全然なくて、寧ろ『楽しかった』と後悔していない僕がいることに気づかされる。



「だからはるとくん!今から私の家に来てくれないかな?作戦会議したいの!」






......まさか今回も同じように僕の知らないことを魅せてくれるのかな?
花陽ちゃんを、凛ちゃんを助けてくれるのかな?
 それが今の音ノ木坂を救う唯一の手段だというのなら


 それが僕の幼馴染を笑顔にする手段だというのなら





























「わかりました。僕に.........お手伝いさせてください」


















僕は、高坂先輩達を信じようと思う。



彼女たちが創りあげる新しい音ノ木坂学院の行く
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ