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竜から妖精へ………
第11話 初めての約束
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かしくなった様で、視線をゼクトからずらしてしまった。

「んーん。……でも、オレがそう思ったんだ。だから言わせてよ。レビィ! これから、よろしくね?」

 ゼクトは、そう言って手を差し出した。何を求められているか、レビィはすぐに理解した。

「あ……うんっ! こっちこそ! よろしくね?」

 ゼクトの差し出された手を、レビィは、ちょっと驚きつつも、掴んだ。
 友好の印であり、挨拶でもあり、色んな所で使用用途がある、握手である。

「(ほんとに……こんな感じなんだ……? ゼクトって。笑顔も、素敵だし……、誰にでも……。む〜……、だったら、アレだけ人気あるのもうなずけるなぁ……)」

 レビィは、ゼクトの手を握り、じーっと、その手を見ていながらそう思い描いていた。

「ん? どうしたの?」

 考え事でもしているのかな? と不思議に思ったゼクトは、レビィに訊くと。。

「やっ! な、何でもないよ?」

 レビィは、青い髪を左右に靡かせて、首を左右に振る。
 
 そして、2,3回 左右に振った後。


「むっ…むむっ??」


 今度は、周囲を見渡す様に、目を配らせていた。この行動の意味も、ゼクトはよく解らず。

「……ん?」

 不思議がってると、そんなゼクトの心境が判ったのだろう、レビィは訊く前に答えてくれた。

「あ、その……ほらっ、ゼクトと話してると、ミラやエルザに襲われるかもっ! って、ちょっと警戒をしててねー!」

 レビィは、頭を苦笑いしながら掻き、そう言う。笑いながら言っているけれど、内容が少々物騒だ。

「え……? それは……いくらなんでも、大袈裟な気がするんだけど……」

 ゼクトが、そう返すと。レビィは、ゼクトに思いっきり顔を近づけて答えた。

「いやいや! ゼクトは甘いよっ? ゼクトってば、ほんっとに人気あるんだからねっ! だって、私だって、ようやく隙を見て……。って!///」

 最後まで言い切る事なく、レビィは 顔を赤くさせながら、口許を抑えた。

「……???」

 どうやら、ゼクトには、最後の方は、あまり聞こえてなかったみたいだ。

「(ほっ……よかった…。ん〜〜どーにか、ゼクトのこと、もっと知りたいし……、これからも、傍にいたいんだけど……/// 本人には言わないけどね……/// は、恥ずかしいから……///)」

 レビィは、赤くなっているであろう顔を、両手でぺちぺち叩いて、今後のことを考えると。

「あっ!!」

 何かを思いついた様で、顔を上げた。

「んん?? レビィ、ほんとどーしたの? 何かあるの?」

 正直、客観的に見ていても、レビィの行動は、挙動不審だと思えるから、ゼクトはそう聞く。
 レビィ
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