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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第五話 女性士官学校設立です!!
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には誕生してほしくないからね。後、リンチ少将については身柄をこっちにもらうように話をしておきました。あ、もちろん話すときには個人名でなくて『司令官』という名称をつかったけれどね。だって敵国の一警備隊の司令官の名前を13歳の子供が知ってるっておかしいもの。『チート共』の手に渡ったら何されるかわからないし。




帝国歴478年4月1日 帝都オーディン アンヴェイル地区―― 帝国士官学校校舎大講堂

 入学第一期生が緊張した面持ちで集まっている。おろしたての制服を着て、一様に顔をこわばらせて。5000を超える女子の出身は、辺境農奴、平民、そしてうらぶれた貴族出身者と様々だ。みんな今の境遇から脱したいという思いで来ている。それだけ真剣なメンバーだから、脱落者もそんなにはいないだろうというのが首脳陣の意見だった。
 皇帝肝いりということで、フリードリヒ4世自らが、壇上に立ち、話し始める。
「卿らは本日より帝国女性士官学校第一期生としてここで勉学と鍛錬に励む。皆初めてのことで不安もあるだろうが、周りの者は出自は違えど志を同じくする仲間じゃ。どうか連帯、友愛の精神をもって学業に励み、鍛錬を怠らず、反徒共との戦いに立ってほしい。じゃが、無論無理は禁物じゃ。己に限界を感じたら道を違えるのも一つの勇気じゃ。こころせよ。」
短いが慈愛のこもった訓示に女子生徒たちはもちろん、居並ぶ校長以下の軍人たちもおおっというどよめきをもらした。

■ アレーナ・フォン・ランディール
 おじいさまにおねだりして来賓で来たけれど、壮観ね!うん、こういうのっていいと思う。それに皇帝がかっこよすぎる。原作だと暗愚だって言われてたけれど、あれはご自身の本心を韜晦なさっていたからなのよね。ラインハルトも最後には気づいていたけれど。
 カロリーネ皇女様も行きたいって言ってたらしいけれど、皇帝陛下が断ったみたいで姿を見せていません。はっはっは、残念でした〜。何故ならこれを提唱したのはマインホフ元帥、そしてその裏にいる私だからだもの。横やりをいれさせるものか!!女性士官学校の勢力はこれで私の範疇に収まったわけだし、これからも積極的に慰問を行ってみよう。あ、でもあれか。私だけだと同性でつまらないか。だれか超イケメンを連れてこないと駄目かな。
 あ〜前世で私がお仕えしていた公国のフロード殿下ならぴったしだったのに!!ちょっと抜けているけれど、とてもスマートな小動物的顔立ち。でもそういうところが女の子のハートを射止めるのよね。今頃どこほっつき歩いてんのかしらあの殿下。





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