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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
インターミッションU 帰郷〜迷いの果てに〜 第170話
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ったことがないが……」

「私も楽器自体ほとんど触れた事がないくらいだ。」

「わたくしもこの”キーボード”という楽器でちゃんと演奏できるのか、不安です……」

「うん、今回は”導力楽器”を使うんだけどガイウスは”シタール”が弾けるから”導力ベース”もこなせると思うんだ。ラウラのリズム感とパワーは絶対ドラム向きだと思うし、リィンは”リュート”、セレーネはピアノ、アリサとプリネ達もヴァイオリンの経験があるから何とかなると思う。」

ガイウスやラウラ、セレーネの疑問を聞いたエリオットは全員に説明をし

(ちょっと〜!?その説明だと私も力馬鹿になるじゃない!?)

説明を聞いていたベルフェゴールは不満げな表情をしていた。



「そ、そういうものかしら……?」

「この点はさすがに心配ではあるんだけど、エリオットとアムドシアスさんの見立てだし、練習さえがんばれば何とかなる気はするんだよな。」

「まあ、ダメなら弾けるまで練習してもらうだけだけどね。」

「あ、ああ……」

「エ、エリオットさん……何だかちょっと怖いんですけど……」

威圧のある笑顔を見せてエリオットにリィンは戸惑いながら頷き、エマは冷や汗をかき

「音楽に関しては真剣そのものだからな……」

「さすがは”猛将”の息子と言った所か……」

「ユーシス、それ上手い。」

マキアスは疲れた表情になり、ユーシスの言葉を聞いたフィーは感心した様子で指摘した。



「うん……概要は了解した。」

「私も乗った。みなと切磋琢磨できるなら、遣り甲斐もあるというものだ。」

「わたくしもです!大勢の方達と一緒に演奏をするなんて、今から楽しみですわ♪」

「……ま、プリネ達と一緒にやるんだから、エヴリーヌも頑張るよ。」

ガイウス、ラウラ、セレーネ、エヴリーヌはリィン達の案にそれぞれ賛成の意を示し

「フウ……せっかくリィンやエリオット達が頑張って纏めてくれたんだ。何とか実現させるのがスジか……」

「肚をくくるしかあるまい……」

「そうですね……」

マキアス、ユーシス、エマもそれぞれ疲れた表情で覚悟を決めた。



「ひとまず、大体の方針はこれに決定しよう。学院に帰ったらすぐに練習を始めないとならないけれど、その分今日と明日の二日間はしっかりと英気を養ってくれ。―――それじゃあ解散。この後は夕食まで自由行動だ。」

了解(ヤー)。」

「全く、どういうつもりなんだ……!僕がユーシスと……ブツブツ……」

リィンの指示を聞いたフィーは立ち上がって仲間達と共にどこかへと去り、マキアスはブツブツ呟きながら去って行った。



「リィン、この後はどうするの?」

「そう
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