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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜真夜中の邂逅〜(6章終了)
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リカさんが私の秘書として働き、そこで新たな知識を得る事や仕事の際に私を含めたメンフィル帝国の皇族、貴族、そしてメンフィル帝国と様々な取引きをしている各国の関係者との繋がりができる事はアンゼリカさん――いえ、ログナー侯爵家の将来の為にもなると思われますが?」
戸惑いの表情をしているログナー侯爵にレンは静かな表情で説明した。
「フム……………………………」
レンの説明を聞いたログナー侯爵はアンゼリカを自分の元に置いておくメリットとデメリットと、6年間レンの元に置いておくメリットとデメリットを比べて少しの間考え込んだ後、判断を下した。
「―――わかりました。こんな自由奔放な愚娘でよければ、いくらでもコキ使って頂いても構いません。ですがその代わり……」
「ええ、領邦軍が私の命を狙った件とメンフィル軍が保有する兵器―――パテル=マテルに銃撃を行った件については私の胸の奥にしまっておきます。」
「寛大なお心遣い、ありがとうございます。―――アンゼリカ!くれぐれも!侯爵家の恥にならないように、誠心誠意レン姫に尽くすのだぞ!?」
「フッ、勿論そのつもりさ。」
その後アンゼリカは荷物を纏めてレンと共に侯爵家を出た後、レンが乗ってきたリムジンに乗ってホテルに向かい始めた。
〜車内〜
「うふふ、突然の出来事でビックリしたかしら?」
車がホテルに向かい始めると猫を被るのをやめたレンは小悪魔な笑みを浮かべてアンゼリカを見つめ
「フフ、さすがの私も驚いたよ。いや〜、それにしても助かったよ。おかげさまで、軟禁を逃れた所か6年もの自由まで手に入れたし。」
レンと同じように猫を被るのをやめたアンゼリカも口元に笑みを浮かべてレンに気さくな態度で接した。
「クスクス、何の事かしら?アンゼリカお姉さんにはレンの秘書としてビシバシ働いてもらうつもりだから、覚悟してね?」
「フフ、軟禁されて毎日”籠の鳥”の生活を送った挙句、親父殿が用意したお見合い相手とお見合いしたり、無理矢理結婚させられるより君のような可愛いくてしかも小悪魔属性に加えて天才少女属性付きという最高の条件が揃った仔猫ちゃんの下で働く事の方が断然いいよ。―――そう言えばずっと気になっていたけど、何故”賠償金”として私を侯爵家から連れ出してくれたんだい?侯爵家が溜め込んである莫大な財産の一部を要求した方がメンフィル帝国にとってメリットになると思うんだが。」
小悪魔な笑みを浮かべるレンに見つめられたアンゼリカは静かな笑みを浮かべて答えた後不思議そうな表情で尋ね
「うふふ、レンは最後はみんながハッピーエンドになる物語が一番好きなのよ♪」
アンゼリカの質問にレンは笑顔で答えた。
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