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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第169話
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、セレーネは安堵の表情をし

「凄いな……一体どんな技術で作られているんだ……?」

「ハア……やっぱりパテル=マテルを呼んだんですか、レンさん…………」

ジョルジュはパテル=マテルを興味ありげな表情で見つめ、ツーヤは疲れた表情で溜息を吐いた。

「あれ……クロウは?」

その時クロウがいない事に気付いたエリオットは不安そうな表情をし

「クロウからはさっき通信でこっちに向かっている最中に出会った人形兵器に囲まれて、その際の戦闘で傷を負ったから傷を回復してからこっちに向かうって。まあ、クロウの話だとそんな大した傷は負っていないそうだから、大した事はないと思うけど。」

「そうですか……」

「……………………」

ジョルジュの説明を聞いたマキアスは頷き、レンは真剣な表情で考え込んでいた。



その後オリヴァルト皇子はミュラー少佐と共に帝国解放戦線の飛行艇の残骸がある大穴を見つめた。



「……あれがテロ組織が所有していた最後の飛行艇か。」

「ああ、恐らくは。詳しい検分は必要だろうが。」

「ふむ……」

ミュラー少佐の言葉に頷いたオリヴァルト皇子は考え込みながら後ろへと振り向いた。



「お、皇子殿下におかれましてはお迎え出来て光栄の至り―――」

領邦軍の隊長は緊張した様子でオリヴァルト皇子に挨拶をしようとしたがオリヴァルト皇子が制した。

「……挨拶はいい。それより状況を整理しよう。そちらの士官学院生達並びにレン姫の行動の正当性は私が保障する。異存はないかな?」

「も、もちろんでございます!」

オリヴァルト皇子の問いかけに隊長は慌てた様子で答え

「殿下……」

「はああっ……よ、良かったぁ〜……」

リィンはオリヴァルト皇子に感謝し、エリオットは安堵の溜息を吐いた。



「―――それと先程レン姫に危害を加えようとした件についてはレン姫に裁量を委ねる。君自身がやらかした事なのだから、勿論責任を取ってもらうよ?」

「そ、それは…………」

オリヴァルト皇子に見つめられた隊長は表情を青褪めさせ

「―――オリヴァルト皇子。それとは別件になりますが、パテル=マテルで飛行艇を撃墜しようとした所領邦軍が妨害をするどころかパテル=マテルを破壊しようとパテル=マテルに銃撃をしました。証人としてこちらのZ組の皆さんもそうですし、そちらのクレア大尉率いる鉄道憲兵隊も目撃しています。―――そうですよね、クレア大尉?」

「……はい。レン姫の仰る通り、領邦軍がメンフィル軍が保有する人形兵器―――”パテル=マテル”に銃撃を行っている所を私を含めたこの場にいる鉄道憲兵隊全員がこの目で見ました。」

「何?…………とんでもない事を
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