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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第167話
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ていてもおかしくないダメージは受けているはずですよ……!?」
ヴァルカンの様子を見たリィンは唇を噛みしめ、エリオットやマキアス、セレーネは信じられない表情をした。
「黒い闘気……?」
一方ヴァルカンが放ち続ける黒い闘気を見たアンゼリカは不思議そうな表情をし
「……最強ランクの猟兵だけが放つ闘気………」
「へえ?なら、レンも”本気”を出すべきかしらねぇ?」
ヴァルカンを警戒しているフィーの話を聞いたレンは不敵な笑みを浮かべた。
「―――まあ、彼らもそれなりに成長しているという事だろう。」
するとその時聞き覚えのある声が聞こえ、声を聞いたリィン達が驚いて声がした方向を見つめるとそこには帝国解放戦線のリーダー―――”C”がいた!
「”C”……!」
「……この男が………」
「へえ?リーダーだけあって、そこの猟兵よりは強いみたいね。」
Cの登場にリィンとアンゼリカは驚き、レンは不敵な笑みを浮かべ
「わ、私も初めて見るけど…………」
アリサは戸惑いながらもCを最大限に警戒していた。
「同志”V”―――既に”S”は飛行艇に乗った。ここは私が時間を稼いでおこう。同志達の仇を取りたいお前の気持ちもわかるが……敵を取るのは”あの男”を討ち取ってからだ。」
「………チッ、わかったよ。今回はオレの負けにしてやる。ガキども、今度会ったら最高に愉しませてやるからよ。それと”殲滅天使”。同志達を殺した事……必ず後悔させてやる。」
Cに諌められたヴァルカンは舌打ちをしてリィン達を睨んだ後、その場から去り、Cは撤退するヴァルカンと入れ違いにゆっくりと歩いてリィン達と対峙した。
「くっ、こいつ………」
「相変わらず全然スキがない……」
「うふふ、さすがにレンも”本気”を出さないとマズイ相手ね。」
Cがさらけ出す雰囲気にマキアスは唇を噛みしめ、フィーは警戒し、レンは不敵な笑みを浮かべた。
「でも、そのマスクは……」
「君は………一体何者だ?他の幹部たちと違ってどうして仮面を取らない?」
「フフ……恥ずかしがり屋というだけさ。それとも君が無理矢理、剥ぎ取ってくれるのかな?侯爵家息女―――アンゼリカ・ログナー嬢。」
アンゼリカの問いかけに対し、Cは不敵な笑みを浮かべて逆に問いかけ
「……………………」
アンゼリカは何も答えず、Cを最大限に警戒していた。
「恐ろしい使い手です。全力で当たりましょう。」
「フン……その方が良さそうだね。」
「い、幾らなんでも僕達全員が相手なら……!」
「ああ、サラ教官だって圧倒できるはずだ……!」
「はい……!一人では無理
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