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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第166話
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か撃退できたけど……」

「どれだけ強くても皆さんで協力すればきっと勝てます……!

「うふふ、今度はレンがいるから大丈夫よ♪」

リィン達に警告するマキアスとエリオットの言葉を聞いたセレーネは真剣な表情で呟き、レンは不敵な笑みを浮かべて答えた。



「……やっと思い出した。猟兵団”アルンガルム”……その生き残りだったりしない?」

その時何かを思い出したフィーはVを見つめて尋ねた。

「はは、”西風の妖精(シルフィード)”。お前さんが活躍する頃には無くなっちまってたんだがなぁ。」

「団長に聞いたことがある。何度か戦場でやり合った好敵手たちがいたって。」

「クク、かの”猟兵王”にそんな風に言ってもらえるとは光栄の極みだな。遅まきながら悔みを―――尊敬できる(オトコ)だったぜ。」

「……ありがと。」

Vの言葉を聞いたフィーは静かな表情で呟いた。



「貴方たち………どうしてこの鉄鉱山を?貴族派とは協力していても一枚岩ではなさそうだし……この鉄鉱山に何かあったら帝国そのものが危ないのよ!?」

「まあ、そうなんだけどよ。これも必要な作戦なのさ―――あのクソッタレな鉄血野郎をブッ殺すためにはなァ……!」

アリサの質問を聞いて頷いたVは憎しみの表情で声を上げると共に膨大な闘気を纏った!



「……っ………」

「な、なんでそんなに……」

「どうしてオズボーン宰相をそこまで憎むんだ……!?」

「……貴様らにはわかるまい……」

「あの男の改革の下……どれだけの人間が故郷を奪われ、生きる寄る辺を失ったか。」

リィン達の問いかけを聞いたテロリスト達は憎々しげな口調で呟いた。



「そ、それは……」

「宰相殿の”領土拡張主義”と、”鉄道網拡充政策”か…………」

「まあ、あの政策によって故郷を追われた人々が随分いる話は聞いていたけど……」

テロリスト達の話を聞いたマキアスは口ごもり、アンゼリカの言葉を聞いたレンは静かな表情でテロリスト達を見つめた。



「ま、それ以外にも色々だ。ギデオンの旦那は譲れない思想的な理由から…………スカーレットのやつは鉄道を強引に通されたせいで故郷を失くしたって聞いてるしな。」

「……そうだったの……」

「彼女にもそんな事情が………」

スカーレットの意外な過去にアリサとリィンは静かな表情で呟いた。



「そして俺はまァ、ただの”逆恨み”ってヤツだ。だからと言って止めるつもりはサラサラねぇんだけどな。猟兵団”アルンガルム”……そこそこのランクの団だった。団長は俺―――それなりのヤマを上手くこなすのがモットーだった。



ま、西風みてぇにスゲエ相手にはム
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