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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第164話
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イリーナ会長の説明を聞いたアリサは目を丸くし、リィンは驚きの表情で尋ねた。
「先代会長が建造したルーレ市から直通している非常用の連絡通路よ。都市上層にある整備室から地下に降りた所に存在するわ。」
「そこを通れば……」
「領邦軍の封鎖を越えて鉱山内に侵入できる……!」
「―――お礼は言わないわ。現時点の私が見極めた”最善”と思える道……それを行動で示してみせる。」
リィン達が明るい表情をしている中、アリサは不敵な笑みを浮かべて答えた。
「失礼します、イリーナ会長。今までの実習も活かして必ずや無事に戻ってきます。」
「どうか安心してください!」
そしてリィン達は会長室から去り、急いで上層の整備室に向かった。
「ふふ、どなたも素晴らしい成長ぶりですね。お嬢様のことも、素直に褒めて差し上げたらよろしいですのに。」
リィン達を見送ったシャロンはイリーナ会長に微笑み
「―――まだまだよ。いずれ私の跡を継ぐなら覚悟を示してくれないとね。」
イリーナ会長は首を横に振って静かな表情で答えた。
「さてと……役者は全て揃ったわ。貴女にはもう一働きだけしてもらおうかしら?」
「心得ております。」
そしてイリーナ会長に見つめられたシャロンはスカートを摘み上げて恭しく会釈をして答えた。
「あら?………………」
「会長?どうかされたのですか?」
その時ある事に気付いて真剣な表情で端末を見つめて操作するイリーナ会長に気付いたシャロンは不思議そうな表情をし
「―――シャロン、大至急”第四開発部”の導力端末の担当をしている者達を呼んで。この端末が先程何者かにハッキングをされたわ。」
「え…………」
イリーナ会長の指示を聞いたシャロンは呆けた表情をし
「これを見て見なさい。」
「―――失礼します。」
イリーナ会長に言われたシャロンがイリーナ会長の端末に近づくとイリーナ会長の端末の画面にある文字が映っていた。
中々面白いものを見せてもらったわ♪お礼に今回の”お茶会”には私も参加させてもらうわ♪―――――仔猫
「何者かは知らないけど、何重ものプロテクトをかけた私の端末にハッキングをするなんて相当腕のいいハッカーね。この”
仔猫
(
キティ
)
”はハンドルネームか何かだろうけど……この”お茶会”は一体どういう意味を示しているのかしら……?」
「…………………!フフッ、ご安心下さい、会長。少なくとも私達の”敵”ではありませんし、その方が力を貸して下さるのならば今から鉱山に向かうお嬢様達の身の安全が保証されたも同然ですわ。」
そして少しの間考え込んでいたシャロンは”仔猫”とい
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