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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第162話
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に。……いいですね?」
「……は、はいっ。」
「ハハ、な〜に慌ててんだっつの。」
困った表情をしたクレア大尉の確認の言葉に若干慌てた様子で答えたリィンを見たクロウは口元に笑みを浮かべ
「やっぱり鼻の下伸びてる?」
「クレア大尉は凄い綺麗な方ですから仕方ありませんよね……」
「ギロッ……」
フィーは不思議そうな表情で苦笑するセレーネと共にリィンを見つめ、アリサはリィンをギロリと睨んだ。
「い、いやだからそんなんじゃないってば!」
「あはは……」
「ハア……現状を考えると、そう思われても仕方ありませんよ。」
慌てた様子で反論するリィンの様子をエリオットは苦笑しながら見つめ、ツーヤは疲れた表情で指摘した。
「ところで……あの人形兵器は一体どこから?テロリストらしき人物はいなかったようですし……」
「そういえば……」
「ええ、私達も気になって調べましたが……どうやら、いくつかのコンテナに収納されて搬入されたようです。―――3ヶ月以上も前に。」
「さ、3ヶ月以上前……!?」
「どうして誰も気付かなかったのでしょう……?」
「……俺達がノルド高原に行った6月末くらいの話になるのか。」
クレア大尉の話を聞いたアリサは驚き、セレーネは不思議そうな表情をし、リィンは考え込んだ。
「そして”帝国解放戦線”が帝都で名乗り上げる1ヵ月ほど前でもあります。……正直、我々もチェックをし損ねていたくらいです。」
「と、途轍もない話だな……そんな前から今回の事件を計画していたってことですか?」
無念そうな表情で語ったクレア大尉の話を聞いたマキアスは驚きの表情で尋ねた。
「ええ……恐ろしく切れる相手のようです。テロリストのリーダー格―――”C"と呼ばれる仮面の男。おそらくは彼の仕掛けではないかと。」
「”C”……それって。」
「お前らが帝都で出会ったっていうヤツか。」
「ああ……」
「……”英雄王”と何度か斬り合う事ができていたから、相当の使い手である事は間違いないね。」
「た、確かにあの時はリウイ陛下の強さが目立っていたから、あの仮面の男の腕はよくわからなかったけど、今考えるとあのリウイ陛下と一人で立ち向かえるなんて、腕に自信がある証拠だよね……?」
「ええ……あたしが戦ったスカーレットとも比べ物にならないでしょうね。」
”C”の強さを思い出したフィーとエリオットは真剣な表情になり、ツーヤは推測し
「やれやれ、頭まで切れるとはつくづく化物じみてるな。」
マキアスは疲れた表情で溜息を吐いた。
「そうですね……今後も注意は怠れないでしょう。とにかく、ここは
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