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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第160話
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ておいて、まだ足りないんですか!?」

「お、お姉様、わたくしは気にしていませんので落ち着いて下さい……!」

「なんだなんだ〜、色っぽい事になってんのか?よーし、よくやった!」

「よくやった、じゃなーい!」

通信から憤るツーヤを諌めるセレーネの声が聞こえた後、クロウの声が聞こえるとアリサの怒鳴り声が聞こえ

「あはは……フィーがついてるみたいだから変なことはしてないと思うけど。」

「ふう、いずれにしても単独行動は感心しないぞ?」

更に苦笑している様子のエリオットと溜息を吐いた後呆れた様子のマキアスの声が聞こえて来た。



「……戻る?」

リィンの通信を横で聞いていたフィーは口元に笑みを浮かべてリィンに尋ね

「ああ、そうだな。」

フィーの意見にリィンは苦笑しながら頷いた後、フィーと共にラインフォルト家のペントハウスに戻って行った。



〜ルーレ市〜



一方その頃、クレア大尉はレンと並んでレンが泊まっているホテルに向かっていた。

「……レン姫。そろそろ貴女の―――いえ、”仔猫(キティ)”が持つ我々にとって有益な情報を教えて頂きたいのですが。」

レンと共に歩いているクレア大尉は周囲に人があまりいない事を確認しながら、周囲を最大限に警戒してレンに尋ねた。

「ふふ、そうね。もうすぐホテルにもついちゃうし、”仔猫(キティ)”がお姉さん達に教えられる情報をさっさと開示するわね。――――先程”鉄道憲兵隊”が第一製作所の強制査察を検討している話だけど……―――あそこには”貴族派”の”本命”の兵器は量産されていないわよ?」

「!……………つまり、私達の目を逸らして開発している”切り札”があるという事ですか?」

レンの話を聞いたクレア大尉は目を見開いた後真剣な表情になって、誰にも気取られない為にレンに視線を向ける事無く前を見つめながら尋ねた。



「――――”機甲兵(パンツァーゾルダ)”。それが貴族派の”切り札”の名前よ。」

「”機甲兵(パンツァーゾルダ)”………………まさか人形兵器ですか?」

レンの口から出た聞き覚えのない言葉を聞いて考え込んだクレア大尉はレンに尋ね

「うふふ、名前を言っただけで一瞬で正体を推測するなんてさすがは”氷の乙女(アイスメイデン)”ね。でも、残念ながら不正解よ。”機甲兵(パンツァーゾルダ)”は確かに人形兵器と言ってもおかしくないけどレンの”パテル=マテル”と違って、戦車や軍用飛行艇みたいに”人が搭乗して操縦する”のよ?」

「!?…………………”兵器として”のスペックはどのくらいなのですか?」

レンの答えを聞いたクレア大尉は血相を変えた後真剣な表情で尋ねた。



「そうね……”仔
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