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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第159話
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フィーの問いかけにジト目で答えたリィンはクレア大尉に話しかけた。



「すみません、遅れてしまって。」

「ふふ、大丈夫ですよ。あら……」

リィンの傍にいるフィーに気付いたクレア大尉は目を丸くし

「ども。」

フィーは軽く頷いて挨拶をした。



「その、成り行きでついてくることになって。構いませんか?」

「ええ、もちろん。リィンさんの護衛と街の様子の確認でしょうか?」

「……わたしのこと、結構知ってる?」

クレア大尉の指摘を聞いたフィーはリィンと共に驚いた後クレア大尉に尋ねた。

「情報局方面から、少々。ですがカウンターに3人はちょっと目立ちますね……奥の席に移動しましょう。」

「うふふ、レンもご一緒していいかしら?」

「へ―――」

「!」

クレア大尉がリィン達に提案したその時、何とリィン達の背後にレンがいた!



「なっ!?あ、貴女は……!」

「……”殲滅天使”。一体いつの間にわたし達の後ろに。」

「……………―――お初にお目にかかります、レン・H(ヘイワーズ)・マーシルン姫。エレボニア帝国軍鉄道憲兵隊所属、クレア・リーヴェルトと申します。夏至祭の時は(わたくし)達の不手際で、レン姫にまでお手を煩わせてしまい、申し訳ありませんでした。」

レンの登場にリィンは驚き、フィーは警戒の表情でレンを見つめ、真剣な表情でレンを見つめていたクレア大尉は軽く会釈をした後静かな表情で話を続けた。



「うふふ、あの件は既に”終わった事”だから、レンは別に気にしていないわよ。レンの昔の名前を知っているのはちょっと驚いたけど、もしかして情報局方面からかしら?」

「はい。―――レン姫。今からリィンさん達にする話はエレボニア帝国内の機密の情報ですので、大変申し訳ございませんが、できれば相席はご遠慮願いたいのですが……」

レンの問いかけに答えたクレア大尉は何とかレンの相席を断ろうとしたが

「―――クレアお姉さんが今からするお話を聞く交換条件として”仔猫(キティ)”が手に入れた”お姉さん達にとっては興味深い情報”を後でちょっとだけ教えてあげるわ。それでどうかしら?」

「!……………………―――わかりました。そういう事でしたら、是非ご同席下さい。」

小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンの話を聞いて目を見開いて驚いた後考え込み、レンが口にしたある言葉からレンがトップクラスのハッカーでもある情報を思い出し、トップクラスのハッカーであるレンが高確率で自分達にとって有益な情報を持っていると判断してレンの同席を許可した。

「”仔猫(キティ)”……?」

一方レンが呟いたある言葉が気になったリィンは不思議そうな表情をし

「とい
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