第123話
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るのよ!?」
「フフ、前々から疑問に思っていましたけど、貴女も女性なのですからそんなに必死に隠す必要はないと思いますわよ?」
呆れ半分でアネラスに感心しているジェイドに続くようにガイは苦笑しながら答え、意味ありげな笑みを浮かべたアニスに見つめられて慌てた様子で答えるティアをナタリアは微笑ましく見つめながら指摘した。そしてケビン達はアネラスに状況を説明し、自己紹介をし合った。
「ふう、残念だなぁ……せっかく新しい子達が仲間になったと思ったのに…………」
「アネラスさん…………」
「一通り事情を説明して最初の一言がそれかいな…………」
事情を聞き終えた後のアネラスの最初の一言を聞いたヨシュアとケビンは呆れた様子でアネラスを見つめた。
「あはは、わかってますって。あんまり実感はないけど………みんなが真剣なのはわかりました。何よりもティータちゃんとミュウちゃんの可愛さが現実であることを証明してますから!」
「はわわっ……」
「僕は男の子ですから、”ちゃん”で呼ばないでくださいの!」
真剣な表情で語ったアネラスの言葉にティータは照れ、ミュウは真剣な表情でアネラスに指摘した。
「はあ〜………可愛い〜!!ミュウちゃ……じゃなくてミュウ君!元の世界に帰る時、お持ち帰りしてもいいかな!?」
「みゅっ!?」
「だ、駄目よ!ミュウが可愛いくて自分のものにしたい気持ちはわかるけど、ミュウは今までずっと苦楽を共にしてきた私達の大切な仲間なんだから、絶対に他人に渡せないわ!」
そして真剣な表情で自分を見つめて叫ぶアネラスにミュウは驚き、ティアは必死な表情で答えた。
「う〜ん、残念………あれ?もしかしてティアさんも可愛いものが好きなんですか!?」
ティアの答えに残念そうな表情をしたアネラスだったがティアの必死な様子にティアが自分と同じ趣味である事を悟ると目を輝かせてティアを見つめた。
「えっ!?えっと……その……好き……じゃなくて嫌いではないけど………」
一方アネラスの問いかけに驚いたティアは恥ずかしそうな表情で顔を俯かせて小声で呟き
「フフ、別に恥ずかしがる必要はありませんよ。可愛いものが好きな事は女の子として当たり前の反応ですし、それに………可愛いことは正義ですから!!だからクールで美人なティアさんが可愛いものが好きなのも当然の理屈です!」
ティアの様子を微笑ましく見つめたアネラスは真剣な表情で叫び、それを聞いたその場にいる全員は再び脱力した。
「どんな正義ですか……」
「”幻惑の鈴”の幻術を見せられて眠った時レンの演技で一発で起きたアネラスが言うと真実味があるよな……」
「フフ、そうね。」
ロイドは疲れた表情で
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