第123話
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方ティータとカリンは微笑ましそうに眠っているアネラスを見つめ
「はは、このまま起こすのは可哀想な気がしますけど………」
「フッ、ならば仕方ない。ここはボクが添い寝をすることでさらなる桃源郷に彼女を誘って――」
ヨシュアの言葉に続いたオリビエは酔いしれった表情でアネラスを起こす自分なりの方法を実行しようとしたが
「………そんなに寝たいなら当て身で気絶させてやろうか?」
「ごめんなさい口が滑りました。」
ミュラー少佐の言葉を聞いてすぐに中断して謝罪した。
「クスクス………」
「はは、相変わらずだな。」
二人の会話を聞いたクローゼは微笑み、ジンは豪快に笑っていた。
「………ん……………」
すると周りの声に気付いたのかアネラスは目を覚ました。
「………起きたようだな。」
「フッ、せいぜい気を付けておくがいい。」
「みゅ?どうして僕を見て言うんですの??」
その様子を見たユリア大尉は静かな表情で呟き、静かな笑みを浮かべたバダックに視線を向けられたミュウは不思議そうな表情で首を傾げた。
「………ふえ………………………」
「お久しぶりです、アネラスさん。」
「そ、その………おはよーございます。」
「はは………いい夢見てたみたいやね。」
寝ぼけた眼で自分達を見つめるアネラスにヨシュアとティータ、ケビンはそれぞれ声をかけた。
「………………………」
一方アネラスは呆けた表情で周囲を見回した後
「うーん………ティータちゃんとヨシュア君とお姫様やアーシア先輩は当然として………ユリアさんやそこの女の子達もいいかも……」
「へ………」
「アネラスさん………?」
アネラスが呟いた言葉を聞いたジョゼットは呆け、クローゼは戸惑いの表情でアネラスを見つめた。
「でもその中でも際立っていいのはそこの水色のちっちゃい子…………あ、でもジンさんやバダックさんもクマさんやライオンさんみたいで意外と………ケビンさんのツンツン頭もウニみたいで可愛いし………えへへ……新作ぬいぐるみ超大量ゲットぉぉ………」
そしてアネラスの言葉を聞いたケビン達は全員脱力した。
「等身大のぬいぐるみと勘違いしてるみたいですね…………」
「ど、どんな寝ぼけ方やねん……」
アネラスが未だ寝ぼけている事を悟ったヨシュアとケビンは呆れ
「”黒獅子”をぬいぐるみ扱いするとはある意味強者ですねぇ。」
「ハハ、少なくてもティアよりは確実に上だろうな。」
「わたしも気を付けないとね〜。ティアの事を考えると間違いなくトクナガもあの人のターゲットになるだろうし。」
「だ、だから何でそこで私が出てく
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