第89話
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アルセイユに乗船する為にエステル達は王都に向かい、そして到着し、空港に向かおうとしたその時、ミントが予想外の事を提案した。
〜王都グランセル〜
「え!?ミントは”四輪の塔”に行かないって……なんで?」
ミントの意外な言葉を聞いたエステルは驚いてミントを見て尋ねた。
「うん…………確かに”四輪の塔”の異変の調査と解決も必要だけど、でも今のリベールは”結社”の襲撃によって色んな場所で戦いが起こっている……逃げ遅れた人達の保護をする為にカルナさん達が王国中を駆け回っているけど………でもそれじゃ、人手は足りないと思うんだ!だから、ミントがママ達が安心して”四輪の塔”の調査をできるように………そして”遊撃士”として市民の人達を守る為にミントは地上に残って、カルナさん達のお手伝いをするよ!」
エステルに尋ねられたミントは決意の表情で答えた。
「ミント…………」
「しばらく会わない内に本当に大人になったね…………」
「へっ。言うようになったじゃねえか。」
「ミントちゃん、カッコいい………!」
「フフ………もしシルフィア様が今のミントを見たら、誇らしげに思うでしょうね。」
ミントの決意にエステルは驚いた表情をし、ヨシュアは微笑み、アガットは口元に笑みを浮かべ、ティータは尊敬の眼差しでミントを見つめ、プリネは優しく微笑んでいた。
「……………わかったわ!お互い頑張ろうね、ミント!」
「うん!」
エステルに笑顔を向けられたミントも笑顔で頷いた。
「………では私とツーヤも地上に残りましょう。」
「え…………」
そしてプリネの申し出にエステルは驚き、仲間達と共にプリネとツーヤを見た。
「さすがにミント一人に負担をかける訳にはいきませんし、それにこの非常事態ですと、大使館より帰還の指示がいつ来てもおかしくありませんし…………」
「で、でも…………」
プリネの言葉を聞いたエステルはヨシュアとプリネの顔を不安そうな表情で何度も見たが
「………エステル。プリネさんは他国の皇族よ。今から行く所は今までとは比べ物にならないくらいの危険度はあるわ。そんな所に両親の許可もなく、連れて行くのはさすがにまずいわ。」
「うん…………」
シェラザードに諭され、諦めた。
「みなさんが安心して”四輪の塔”の異変の調査と解決できるように、あたし達は帰還命令が来るその時まで、ミントちゃん達のお手伝いをします。あたし達の分も頑張って下さい。」
「ツーヤ……わかったわ!」
「地上は頼んだぜ。」
「はう〜………ミントちゃんとツーヤちゃんと別行動なのはちょっと残念だな…………」
ツーヤの言葉にエステルとジンは頷いて言い、ティー
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