第87話
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服、傍に控えているメンフィル兵達は一体何だい?」
エステルとミントを見たモルガンは信じられない表情でエステルを見て、カシウス、女王、ユリアもまた目を見開いて驚いて2人を見て、ヨシュアは驚きながら尋ねた。そしてエステルは会釈をして、厳かな口調で自己紹介をした。
「”お初”にお目にかかります、リベール国王、アリシア女王陛下。私の名はエステル。エステル・ファラ・サウリン・ブライト。………若輩の身ながらシルヴァン皇帝陛下より”侯爵”の位を授けられている者です。」
「えっと………ミント・ルーハンス・ブライトです。”ルーハンス”家の当主です。マ………ファラ・サウリン卿とは義理の関係になりますが親娘です。」
エステルに続くようにミントも会釈をして自己紹介をした。
「「な!?」」
「…………おぬし……いや、貴女達がファラ・サウリン卿にルーハンス卿…………」
「……………………………」
エステルとミントの自己紹介を聞いたヨシュアとカシウスは声を上げて驚き、モルガンは呆然とした表情で2人を見て呟き、ユリアは驚いた表情で言葉はなく、2人を見ていた。
「…………プリネ姫。ご本人達を目の前に失礼かと思いますが、お二方の言っている事は本当なのでしょうか……?」
一方女王は驚いた表情だったが、すぐに気を取り直してプリネに尋ねた。
「ええ。お二人は間違いなく、ファラ・サウリン卿とルーハンス卿です。お二人の栄典式の場にいた私やクローディア姫が保証します。」
「………プリネ姫のおっしゃる通り、私もその場にいました。間違いありません、お祖母様。」
女王に尋ねられたプリネは静かに答え、クローゼはプリネの言葉に頷いて答えた。
(フフ………2人ともやっぱり驚いたわね。)
(シェラさん、僕がいない間に一体何があったんですか!?)
事情を知っていそうなシェラザードにヨシュアは小声で尋ねた。
(詳しい事は省くけど、2人はロレントの昏睡事件を解決した”報酬”としてメンフィルの本国でプリネさんの親戚――メンフィル皇家の一族達の前でシルヴァン皇帝陛下より貴族の位を頂いたのよ。)
(な………!)
(オイオイオイオイ………!エステルちゃんに一体何があったんや!?)
シェラザードの小声の言葉を聞いたヨシュアと横で聞いていたケビンは驚いた。
(ハッハッハ!久しぶりにヨシュア君の驚いた顔が見れたよ♪)
(こんな時にまでふざけた事、言ってんじゃねえよ………)
(あう〜………こうして見るとやっぱり2人が遠く感じるよ………)
(フフ………ミントちゃんはともかく、エステルは威厳を纏っているね。あれだったら、本物の貴族に見えるね。)
(フム………………)
一方オリビエは
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