暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
第85話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は………と、とにかくよかったね、ミントちゃん。」

その様子をツーヤは苦笑しながら見ていた。

「もしかして君は………ツーヤ……なのかい……?」

ツーヤに気付いたヨシュアはまた驚いた表情でツーヤを見て尋ねた。

「はい。お久しぶりですね、ヨシュアさん。………あたしとミントちゃんはヨシュアさんも知ってのとおり、”竜”ですから普通の成長の仕方はしないんです。」

「そうだったのか。……………(え!?ね、姉さん………!?………僕の気のせい……かな?プリネが姉さんに見えてしまうなんて………)プリネも久しぶりだね。」

ツーヤの答えを聞いたヨシュアは頷いた後、プリネを見て心の中で驚いた後、それを顔に出さずに懐かしそうな表情でプリネを見た。

「……はい。お久しぶりですね、ヨシュアさん。私達が別れてから起こった事を聞いて本当に心配していましたよ?」

ヨシュアに見られたプリネは優しい微笑みを見せて言った。

「………君達にも心配をさせて、本当にごめん……」

「フフ……私の事はいいですよ。………ただ、その……ご自分の心配をなされた方が………」

謝罪するヨシュアにプリネは微笑んだ後、苦笑しながら言った。

「え?」

プリネの言葉にヨシュアは首を傾げた。

「その……エステルさんから事の顛末を聞いたリフィアお姉様が………『余の友を悲しませた輩は余自らが二度とそんな事を考えないよう、こらしめてくれる!』………とおっしゃっていましたし、エヴリーヌお姉様は『罰として一杯遊んでもいいよね?キャハッ♪』とおっしゃっていましたので………」

「えっと…………………その…………本当にごめん…………」

プリネの話を聞いたヨシュアは冷や汗をかいて、申し訳なさそうな表情で謝った。

「フフ、物騒な事をお二人はおっしゃっていましたが、実際にそんな事はしないと思いますよ。お二人とも凄く優しい方ですし………(……もし本当にそんな事になったら、私が止めないと………)」

「ま、リフィア達が怒っているみたいに、あたし達に心配をかけるなっていう事がわかったわね?」

プリネの話を聞いたエステルがヨシュアに言ったその時



「まったくもってその通りやで。まあそれは、エステルちゃんにもあてはまるんやけどな。」

ケビンも謁見の間にやって来た。

「あ、ケビンさん!」

「エステルちゃんが掠われた時は目の前が真っ暗になったわ。ホンマにもう……あんまり心配させんといてや。」

「うん……ゴメンなさい。」

ケビンの言葉を聞いたエステルはケビンに謝った。

「んで、こっちが例の……」

「初めまして、ケビン神父。ヨシュア・ブライトといいます。」

ケビンに見られたヨシュアは自己紹介をした。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ