第85話
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は………と、とにかくよかったね、ミントちゃん。」
その様子をツーヤは苦笑しながら見ていた。
「もしかして君は………ツーヤ……なのかい……?」
ツーヤに気付いたヨシュアはまた驚いた表情でツーヤを見て尋ねた。
「はい。お久しぶりですね、ヨシュアさん。………あたしとミントちゃんはヨシュアさんも知ってのとおり、”竜”ですから普通の成長の仕方はしないんです。」
「そうだったのか。……………(え!?ね、姉さん………!?………僕の気のせい……かな?プリネが姉さんに見えてしまうなんて………)プリネも久しぶりだね。」
ツーヤの答えを聞いたヨシュアは頷いた後、プリネを見て心の中で驚いた後、それを顔に出さずに懐かしそうな表情でプリネを見た。
「……はい。お久しぶりですね、ヨシュアさん。私達が別れてから起こった事を聞いて本当に心配していましたよ?」
ヨシュアに見られたプリネは優しい微笑みを見せて言った。
「………君達にも心配をさせて、本当にごめん……」
「フフ……私の事はいいですよ。………ただ、その……ご自分の心配をなされた方が………」
謝罪するヨシュアにプリネは微笑んだ後、苦笑しながら言った。
「え?」
プリネの言葉にヨシュアは首を傾げた。
「その……エステルさんから事の顛末を聞いたリフィアお姉様が………『余の友を悲しませた輩は余自らが二度とそんな事を考えないよう、こらしめてくれる!』………とおっしゃっていましたし、エヴリーヌお姉様は『罰として一杯遊んでもいいよね?キャハッ♪』とおっしゃっていましたので………」
「えっと…………………その…………本当にごめん…………」
プリネの話を聞いたヨシュアは冷や汗をかいて、申し訳なさそうな表情で謝った。
「フフ、物騒な事をお二人はおっしゃっていましたが、実際にそんな事はしないと思いますよ。お二人とも凄く優しい方ですし………(……もし本当にそんな事になったら、私が止めないと………)」
「ま、リフィア達が怒っているみたいに、あたし達に心配をかけるなっていう事がわかったわね?」
プリネの話を聞いたエステルがヨシュアに言ったその時
「まったくもってその通りやで。まあそれは、エステルちゃんにもあてはまるんやけどな。」
ケビンも謁見の間にやって来た。
「あ、ケビンさん!」
「エステルちゃんが掠われた時は目の前が真っ暗になったわ。ホンマにもう……あんまり心配させんといてや。」
「うん……ゴメンなさい。」
ケビンの言葉を聞いたエステルはケビンに謝った。
「んで、こっちが例の……」
「初めまして、ケビン神父。ヨシュア・ブライトといいます。」
ケビンに見られたヨシュアは自己紹介をした。
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